MacメンテナンスソフトMoleを3日間使ってレビュー!機能・安全性・CPU使用率・口コミを検証
GitHubで注目を集めるMacメンテナンスツールMoleは、GUI版アプリもリリースされていました。ここで、このアプリを3日間利用した後、できることと実際の使用感、CPU・メモリ使用量への影響、ユーザーの口コミなどを紹介します。
Moleは最新のMacメンテナンスツールとして、スキャンとクリーニング能力は他のクリーナーと同じレベルですが、UIやMacクリーニングのロジックはより現代的で優れています。
価格(19ドル・2台)も競争力があります。しかし、個人開発製品なので、今後のサポート体制や日本語対応の充実にも期待したいところです。
今回の検証環境
今回は、Apple M1 Pro搭載のMacBook Proで、Moleを約3日間使用しました。
| 項目 | 検証環境 |
|---|---|
| 使用機種 | MacBook Pro |
| チップ | Apple M1 Pro |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 512GB |
| OS | macOS 27.0 |
| Mole | 1.15.0(build 294/GUI版) |
| 使用期間 | 約3日間 |
| CPU・メモリの確認方法 | macOS標準の「アクティビティモニタ」 |
検証時に確認したストレージの主な内訳は、写真が1.67GB、書類が56.18GB、アプリケーションが40.64GB、システムデータが106.58GBでした。
Moleとは?機能一覧
Moleは、Macの不要ファイルの整理に加え、アプリのアンインストールや更新、ディスク使用量の分析、システムの状態確認などを行えるツールです。
機能の方向性としては、CleanMyMacのような清掃・管理、DaisyDiskのような容量分析、iStat Menusのような状態監視を、一部まとめたような印象です。
ただし、それぞれの専用ソフトと機能が完全に一致するわけではありません。自分が普段使う機能を、どこまでMoleに集約できるかが選ぶポイントになります。
| 主な機能 | できること |
|---|---|
| クリーン | キャッシュ、ログ、アプリの残留ファイルなどを整理 |
| アプリ | アンインストール、対応アプリの更新、起動項目の管理 |
| 最適化 | システムサービスやキャッシュなどのメンテナンス |
| 分析 | 容量の大きなファイル・フォルダを可視化し、不要な項目をゴミ箱へ移動 |
| ステータス | CPU・GPU・メモリ・バッテリーなどの状態を確認 |
| Doctor・補助ツール | 環境情報の確認、画面の拭き掃除の補助、画面の点灯維持など |
クリーン:削除候補の分類と詳細表示がわかりやすい
「クリーン」では、アプリやブラウザのキャッシュ、ログ、ゴミ箱、削除済みアプリの残留ファイルなどを整理できます。
使いやすかったのは、削除候補がアプリやファイルの種類ごとに分類されていることです。項目を展開すると保存場所も確認できるため、「どのアプリの、何を削除するのか」を把握しやすくなっています。
使用中には、起動中のアプリに関連する一部の項目がスキップされる挙動も確認しました。使用状況を考慮する点は好印象ですが、すべての機能で同じ保護が働くという意味ではありません。
アプリ:削除・更新・起動項目をまとめて管理
「アプリ」では、アプリ本体と関連ファイルの削除に加え、対応アプリの更新や起動項目の管理ができます。
特に印象に残ったのは、バックグラウンドサービス関連の項目を詳しく確認できる点でした。今回の環境では、普段macOSの「システム設定」で見ている一覧よりも、関連設定ファイルや設定アプリで確認できないサービスも確認し、削除できます。
ただし、表示される項目はすべてが不要というわけでもありません。無効化や削除の前には、どのアプリに関係しているかを確認したいところです。
最適化:実行内容を確認しながら使うメンテナンス機能
「最適化」は、システムサービスの更新、キャッシュ関連の処理、データベースのメンテナンス、不要な起動項目の整理、設定や権限の確認などをまとめた機能です。
公式の説明では、Quick Lookやサムネイルキャッシュ、メール、メッセージのデータベース、古い通知、無効な起動項目、破損した設定ファイル、Homebrew関連のリンク、ユーザーフォルダの権限などに、それぞれ処理や確認の仕組みが用意されています。
ただし、すべての項目を最適化するわけではないです。Macの状態や各項目の条件によって、実行・スキップ・問題に分けて、最適化します。これも私が最も好みな点です。
Macの動作が遅くなったり、クラッシュしたりする時に最適です。
分析:容量の確認から不要ファイルの整理まで行える
「分析」は、DaisyDiskのように、容量を使っている場所を視覚的に探せる機能です。
ファイルやフォルダが色分けされた四角形で表示され、その大きさから容量の違いを把握できます。気になる場所をクリックすれば、さらに詳しく中身を確認できます。
容量を見るだけでなく、不要な項目をその場で削除できるのも便利でした。今回確認した操作では、削除した項目はゴミ箱に移動しました。ゴミ箱を空にする前であれば、元に戻せます。
ステータス:Macの負荷をアプリ内で確認
「ステータス」は、メニューバーの表示と合わせて使えるシステム状態チェック機能です。iStat Menusのように、CPU・GPU・メモリ、ネットワーク、ファンなどの状態を確認できます。メニューバーからモグラのアイコンで詳細な情報を確認できます。Macが重いと感じたときに、何が動いているかを見る入口になります。
メニューバーアイコン
その他の機能:画面を拭く・画面オン維持・Doctor
Moleには、メイン機能以外にも、日常的に使える小さなツールも用意しています。 Doctorは、MacとMoleの現在の状態をまとめて確認する機能です。環境情報に加え、システムの負荷、ディスク、権限、セキュリティ関連の情報などを確認できます。
- 画面を拭く: 画面を黒くして、汚れや指紋を確認しやすくする。
- Doctor: MacとMoleの環境情報や、システム・ディスク・権限・セキュリティ関連の状態をまとめて確認する。
- 画面オン維持: 画面を点灯したままにしておきたい場面で使う。
Moleを3日間使ってわかった使用感
3日間使ってみて、Moleはシンプルで扱いやすく、機能の配置や分類もユーザー目線で整理されていると感じました。多機能ですが、画面が複雑になりすぎていないところがよかったです。
一方、清掃できる容量やスキャン速度については、普段使っているBuhoCleanerやCleanMyMacと、大きく違うという印象はありませんでした。
今回の使用感としては、同じくらいの水準に感じています。これは同じMacで各ソフトを使用した際の体感に基づく評価です。
今回のクリーンアップ結果は、以下のとおりです。
| 確認項目 | 結果 |
|---|---|
| クリーンでのスキャン時間 | 5秒 |
| クリーンでの検出された削除候補 | 5.27 GB |
| クリーンでの選択した削除対象 | 5.27 GB |
| アプリでのスキャン時間 | 2秒 |
| アプリでの選択した削除対象 | Bartender Pro、VS Code、Figma |
| 分析での選択した削除対象 | 8GB |
| 選択した削除対象(合計) | 26.45 GB |
| 削除完了後のシステムデータ容量 | 90.97 GB |
| 削除完了後のアプリケーション容量 | 36.57 GB |
| 削除完了後の書類容量 | 48.38 GB |
スキャン・清掃結果
今回、Moleで削除対象として選択したファイルの合計容量は26.45GBでした。削除前後に、システムデータ、アプリケーションなどの占め容量は確かに増えています。
Moleは軽い?CPU・メモリ使用量をチェック
今回の使用範囲では、スキャンの待ち時間や整理できる項目について、普段使っているCleanMyMacやBuhoCleanerと大きな差を感じる場面はありませんでした。
私にとってMoleの魅力は、削除容量の多さよりも、対象を見つけて内容を確認するまでの操作がわかりやすいことでした。
でも、新しいアプリを利用するとき、便利さに加えて、Macへの負担も気になるところです。そこで、Moleを使いながら、CPU・メモリ使用量を確認しました。
確認に使ったのは、Mac標準の「アクティビティモニタ」です。Moleを終了せずにウインドウだけを閉じた状態と、スキャン・削除を実行している状態を見ています。
| 状態 | CPU使用率の目安 | メモリ使用量の目安 |
|---|---|---|
| ウインドウを閉じた状態 | 約25% | 約260MB |
| スキャン・削除中 | 約300% | 約280MB |
※今回の環境で観察した概数です。一定間隔の記録から算出した平均値ではありません。
スキャン・削除中のCPU使用率の目安
今回の環境では、Moleは「メモリ使用量は少なめで、CPU使用率は高め」という傾向でした。メモリは260〜280MB前後に収まっていましたが、ウインドウを閉じた状態でもCPU使用率が約25%だった点は気になりました。
普段使っているほかのクリーナーには、Moleよりメモリを使う一方、操作していないときのCPU使用率が低いものもあります。
長時間常駐させるなら、CPU負荷が低いほうが、バッテリー消費や発熱、ほかの作業への影響を抑えるうえで有利です。一方、メモリ容量の少ないMacでは、アプリのメモリ使用量が増えてメモリプレッシャーやスワップが大きくなると、動作の重さにつながることがあります。
Moleのメリットとデメリット
約3日間使って感じたメリットとデメリットをここでまとめます。
メリット
- 機能が豊富: 清掃、アプリ管理、容量分析、状態監視をひとつにまとめられる。
- 画面がシンプルでモダン: 見た目がすっきりしていて、操作する場所もわかりやすい。
- 清掃対象の分類がわかりやすい: アプリやファイルの種類ごとに整理され、内容を把握しやすい。
- 使用中の項目を考慮する: 今回の清掃では、起動中のアプリに関する一部の項目が自動でスキップされた。
- 詳細を確認して操作できる: 処理内容やファイルパスを表示でき、必要に応じて項目を展開できる。
- 手頃:19ドル(約3100円)で購入可能
特に、機能の配置と分類のわかりやすさは、Moleを使っていて好印象だった部分です。機能を増やしながらも、使う側が迷いにくいように整理されていると感じました。
デメリット・気になった点
- 削除時の二次確認がない: 今回の「クリーン」「アプリ」では、「完全に削除・5.27GB」を押すと、追加の確認なしで削除が始まった。
- 無料試用の回数が少ない: 検証したGUI版では、「クリーン」「アプリ」と「最適化」の実行が、それぞれ2回までだった。
- 常駐時のCPU負荷が気になる: 今回の環境では、ウインドウを閉じた状態でも約25%だった。
- 長期的なサポート体制は確認したい: 個人開発の製品として、今後の更新や問い合わせ対応には気になる点が残った。日本語での個別サポートも未確認。
Moleはどんな人に向いている?
今回使ってみて、Moleは特に次のような人に向いていると感じました。
- モダンでシンプルなUIを使いたい人
- 清掃・容量分析・状態監視をひとつにまとめたい人
- 開発ツールやAIツールなど、複数のアプリを日常的に使う人
- 個人開発ツールに抵抗がない方
- 日本語サポートを必須としない人
Moleのユーザー口コミ
実際に利用しているユーザーたちは、Moleへの評価はどうでしょうか。XやChromeで様々なものを探して、次のいい口コミと改善して欲しい点を見つけました。
いい口コミ
- クリーニング以外の機能も充実している
- CleanMyMacの代替候補として注目されている
- 操作しやすい
改善してほしい点
- 誤ってファイルを削除してしまった
- マルウェアスキャン機能はなくて、CleanMyMacの完全な代替にはならない
日本語サポートも重視するなら、BuhoCleanerも選択肢
Moleを使ってみて、多機能さ、モダンでシンプルなUIは魅力でも、、普段必要なのは機能だけでなく、しっかりしている日本語サポートも重要だと感じる人もいるでしょう。その場合は、当社のBuhoCleanerも比較候補になります。
BuhoCleanerはシンプルで使いやすいMacクリーナーです。Moleに搭載している機能もあります。しかも、日本語での問い合わせに対応しております。返信の目安は通常1〜2営業日です。操作方法や不具合、購入なども日本語で相談できる点はユーザーたちの好評を受けています。 Moleと同じ機能もあります Trustpilotの利用者レビュー:https://jp.trustpilot.com/review/drbuho.com
最後に
今回Moleを使って特によかったのは、機能の多さと、対象を確認しながら操作できる画面設計でした。画面もモダンでシンプルです。初心者にも優しいです。
シンプルな画面と日常的な清掃機能に加え、日本語で相談できるサポートも求める人には、BuhoCleanerをおすすめします。
Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。