MacからUSBにデータを移行できない時の対処法|USBのデータを紛失しない
MacからUSBメモリにデータを移行できない場合、フォーマットの制限、アクセス権の制限、またはUSBドライブの破損が考えられます。BuhoNTFSツールをインストールすれば、USBをフォーマットしなくてもMacのデータをUSBに移行できるようになります。
実は、現在のUSB フラッシュ ドライブはWindows のデフォルト フォーマットである NTFS で出荷されています。しかし、macOS はデフォルトでは NTFS 形式のUSBにデータを書き込むことができず、データの読み取りのみが可能です。USBのフォーマットをmacOS適用に設定すると、Windowsで使っているのと同じ問題があります。
MacからUSBメモリにデータを移行できない問題を解決するには、NTFS ツールを利用したり、USBメモリを消去したりする必要があります。今回は、MacからUSBメモリにデータを移行できない時の対処法、MacからUSBにデータを移す方法をご紹介します。
MacからUSBメモリにデータを移行できない場合の原因と対処法
MacからUSBにデータを移行できない時は、以下の対処法をお試しください。
1. USBの空き容量を調べる
USBメモリの空き容量が足りない場合、Macのファイルを移すことができません。USBメモリの空き容量を増やすには、古いファイルを削除してください。
2. フォーマットを確認する
前言った通り、MacとWindowsでは違うファイルシステム形式を利用しています。それに、現在のUSBの形式は主にWindows専用のNTFSです。NTFSのUSBメモリをMacに接続すると、そのままファイルを移行することができません。
一般的なファイルシステムの種類:
NTFS: Windows のデフォルトフォーマット。macOS では読み取りは可能ですが、書き込みはできません。
- FAT32: 互換性は良好ですが、1ファイルのサイズは 4GB に制限されています。
- exFAT: 互換性が高く、1ファイルのサイズ制限がなく、ほとんどのシナリオに適しています。
- APFS および HFS+: macOS 固有のフォーマット。Windows ではサポートされていません。
USBのフォーマットを確認する方法:
- Step 1. USBをMacに接続します。
- Step 2. Finderを起動して、左側からUSBを選択して、右クリックします。
- Step 3. 「情報を見る」をクリックして、USBのフォーマットを確認することができます。
画像の通り、USBのフォーマットはWindows専用のNTFSです。MacのデータをUSBに移行できないのは当然でしょう。
対処法1: USBを互換性のあるフォーマットにフォーマットする
macOSとWindows間でUSBドライブを使用する必要がある場合は、exFATでフォーマットすることをお勧めします。Macのファイルを
- フォーマットするとUSBドライブ内のすべてのデータが消去されます。ご注意ください。
- exFATはセキュリティやアクセス権管理がないので、悪意のあるソフトウェアや誤操作によるデータ損失のリスクを高める可能性があります。
- Step 1. USBドライブをMacに接続して、ディスクユーティリティを開きます。
- Step 2. USBを選択し、上部のメニューから「消去」をクリックします。
- Step 3. ファイルシステムでexFATを選択し、「消去」をクリックします。
対処法2: NTFSツールをインストールする
USBドライブをフォーマットしたくない場合は、NTFS形式の読み書きをサポートするNTFSツールをインストールできます。NTFS for Macツールを利用すると、USBのフォーマットを変更せず、データを消去しないでMacからUSBにデータを移すことが可能になります。
筆者は、Tuxera、Paragon、macOS FUSE、BuhoNTFSなど人気あるNTFSツールを実体験しました。Tuxera、Paragon、macOS FUSEを起動する時、「カーネル拡張(内核扩展)」のインストールを求められます。しかも、手動で許可を与えたり、再起動したりする必要があります。しかし、「カーネル拡張(Kernel Extension」をインストールすると、Macの安全性も低下する可能性があります。なんだか不安だと思います。
しかし、BuhoNTFSを使うとき、カーネル拡張のインストールが不要です。ダウンロードとインストールが完了したら、USBドライブを挿入すると、1-Clickだけで、MacからUSBにファイルの書き込みが可能になります。
それでは、今すぐBuhoNTFSをダウンロードして体験しましょう。
- Step 1. USBをMacに接続して、BuhoNTFSを起動します。
- Step 2. 挿したUSBをクリックします。
- Step 3. 「NTFS書き込み有効化」ボタンをクリックします。
3. ファイルが大きすぎる
もし、お使いのUSBドライブのフォーマットがFAT32形式である場合、1つのファイルのサイズは4GBに制限されます。例えば、5GBのファイルをFAT32形式のUSBドライブに移行しようとすると、移行ができません。
こんな時は、ファイルのサイズを小さくして移行すると問題を解決できます。または、上記の手順を参考にしてUSBドライブをフォーマットしたり、BuhoNTFSを利用したりすることをおすすめします。
4. USB ドライブを交換する
USB ドライブのハードウェアが破損しているか、設定を変更できない場合は、新しいものと交換する必要がある場合があります。
最後に
いかがでしょうか?MacでUSBにデータを移行できない問題は、決して複雑ではないでしょうか?
このようなトラブルの主な原因は、フォーマット形式、ファイルサイズの制限、接続ケーブルやUSBの物理的故障などです。これらの原因を正しく把握すれば、フォーマット
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。