MacにDeleteキーがない?DeleteキーとBackspaceキーの違いは?Deleteキーの割り当てを変更する方法も解説!
MacにDeleteキーがない?という疑問が抱えてるユーザーはよくいますでしょう。この記事では、そんなMacユーザーのお悩みを解決するために、Macのキーボードにおける「Deleteキー」と「Backspaceキー」の違い、それぞれの代わりになるキー操作、さらにはキーの割り当てを変更する方法まで詳しく解説します。
WindowsからMacに乗り換えた方や、Mac初心者でMacMacを使い始めて「Deleteキーはどこ?」と戸惑った経験はありませんか? この記事では、MacでDeleteキーはどこ、役割は何か、DeleteキーとBackspaceキーの違いは何かなどの問題について解説します。お役に立てれば幸いです。
MacでDeleteキーがない?なぜ?
Macのキーボードには、Windowsキーボードにあるような「Delete」と明記されたキーがないことがあります。代わりに「delete」と表記されたキーがあります。しかし、このMacの「delete」キーは、Windowsでいうところの「Backspace」キーと同じ機能を持っています。つまり、カーソルより左側の文字を削除する役割を果たすのです。
なぜこのような違いがあるのでしょうか? これは、MacとWindowsの設計思想の違いに起因しています。Appleは、シンプルさと直感的な操作を重視しており、キーボードのレイアウトもそれに合わせて設計されています。Windowsでは「Delete」と「Backspace」で異なる名称を与えていますが、Macでは「delete」という単一の名称で、どちらかといえば「取り消し」や「消去」といった意味合いが込められていると考えられます。
Macユーザーにとっては慣れ親しんだ操作ですが、Windowsからの移行組にとっては、この違いが最初の戸惑いの原因となることが多いようです。
MacでDeleteキーとBackspaceキーの違い
Windowsユーザーにとって、「Delete」キーはカーソルの右側の文字を削除する機能、「Backspace」キーはカーソルの左側の文字を削除する機能と明確に区別されていますが、その一方、Macのキーボードにある「delete」キーは、Windowsの「Backspace」キーと同じく、カーソルの左側の文字を削除します。
Macでデリートキーの代わりになるキーは?
前述のようにMacの「Delete」キーはWindowsの「Backspace」と相当して、利用できますが、Macでデリートキーの代わり、カーソルの右側の文字を削除するには、どうすればいいのでしょうか。心配はいりません。Macにもそのためのショートカットが存在します。以下のキーの組み合わせを使ったら、順調に実行できます。
- fn + Deleteキー:これは、Macのキーボードにある「delete」キー(WindowsのBackspace機能)と、キーボード左下にある「fn」キーを同時に押すことで実現します。このショートカットを覚えてしまえば、Windowsの「Delete」キーがないことに悩む必要はなくなります。また、より素早くテキストを削除するためのショートカットもいくつか存在します。
- Control + D:カーソルの右側の文字を削除します。fn + deleteと同じ機能です。
- Command (⌘) + delete:カーソルから行の先頭までを削除します。
- Command (⌘) + fn + delete (または Command (⌘) + Control + K):カーソルから行の末尾までを削除します。
- Option (⌥) + delete:カーソルより左側の単語全体を削除します。
- Option (⌥) + fn + delete (または Option (⌥) + Control + D):カーソルより右側の単語全体を削除します。
これらのショートカットを使いこなすことで、より効率的にテキストを編集できるようになります。最初は慣れないかもしれませんが、普段よく使う操作から少しずつ覚えていくのがおすすめです。
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MacキーボードのDeleteキー配置を変更するには
MacキーボードのDeleteキーの「配置」を物理的に変更することはできませんが、その「機能」を他のキーに割り当てたり、他のキーとの組み合わせでDeleteキーの動作をさせたりする方法があります。 具体的には、以下の二つの方法が考えられます:
方法1:macOSのシステム設定で、「Caps Lock」「Control」「Option」「Command」といった修飾キーの役割を入れ替える
Step1. システム設定を開き、左のサイドバーで「キーボード」を選択し、右側の「キーボードショートカット...」ボタンをクリックします。
Step2. 左側のリストから「修飾キー」を選択します。
Step3. ここで、例えば「Caps Lock」キーを「Control」キーに割り当てる、といった変更はできますが、Deleteキーの機能を他の修飾キーに直接割り当てることはできません。あくまで修飾キー同士の入れ替えに限定されます。
方法2:サードパーティ製アプリケーション(Karabiner-Elementsなど)を使用する
これが、MacのキーボードでDeleteキーの「機能」を他のキーに割り当てたり、より複雑なキーマッピングを行ったりするための最も強力な方法です。
- Karabiner-Elementsをインストールする: 公式ウェブサイトから最新版をダウンロードし、インストールします。インストール後、システム設定で必要な権限を付与してください。
- 設定を開く: Karabiner-Elementsを起動し、「Simple Modifications」タブを開きます。
- キーの割り当てを追加する: 「Add item」をクリックし、From keyに「delete_or_backspace」(MacのDeleteキーに該当)を選択します。To keyに「delete_forward」(WindowsのDeleteキーに該当)を選択します。
MacでDeleteコマンドは?
Macにおける「Deleteコマンド」とは、主にファイルやフォルダを削除する操作を指します。Windowsではファイルを削除する際に「Delete」キーを押すことが多いですが、Macでは少し異なる操作になります。
- Macでファイルやフォルダを削除する(ゴミ箱に入れる)最も一般的な方法は以下の通りです。
- ファイルをドラッグ&ドロップでゴミ箱に入れる: Finderで削除したいファイルを選択し、Dockにある「ゴミ箱」アイコンにドラッグして放します。
- ファイルを右クリック(またはControlクリック)して「ゴミ箱に入れる」を選択する。
- Command (⌘) + delete: 削除したいファイルを選択し、このショートカットキーを押すと、そのファイルはすぐにゴミ箱に移動されます。これがMacにおけるファイル削除の最も素早いコマンド操作と言えるでしょう。
- ゴミ箱に入れたファイルは、完全に削除されるわけではありません。ゴミ箱を空にすることで、それらのファイルがMacから完全に削除されます。
- Dockのゴミ箱アイコンを右クリック(またはControlクリック)して「ゴミ箱を空にする」を選択する。
- Finderのメニューバーから「Finder」>「ゴミ箱を空にする」を選択する。
- Shift (⇧) + Command (⌘) + delete: このショートカットキーを押すと、確認ダイアログが表示された後、ゴミ箱が空になります。
- 特定のファイルをゴミ箱に入れずに、すぐに完全に削除したい場合は、以下のショートカットを使用します。ただし、この操作は元に戻せないので、慎重に行ってください。
- Option (⌥) + Command (⌘) + delete: 削除したいファイルを選択し、このショートカットキーを押すと、確認ダイアログが表示された後、ゴミ箱を経由せずにファイルが完全に削除されます。
これらのコマンドとショートカットを使いこなすことで、Macでのファイル管理がよりスムーズになります。特に「Command (⌘) + delete」は、日々の作業で頻繁に使うことになる便利なショートカットです。
追加Tips:Macから不要なファイルを一括で削除する方法
以上のように、MacのDeleteキーに関することが分かっています。ショートカットだけで、ファイルやデータを一括で削除することは難しくていろんな制限があります。その時、Mac専用のクリーナーBuhoCleanerを利用して、MacまたはMacBookから不要なファイルを一括に削除することはおすすめです。
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まとめ
Macのキーボードにある「delete」キーは、Windowsの「Backspace」キーと同じ機能を持つため、初めてMacを使う方は戸惑うかもしれません。しかし、「fn + delete」キーの組み合わせや、「Control + D」などのショートカットを覚えることで、Windowsの「Delete」キーと同じ「カーソルの右側を削除する」操作を簡単に行うことができます。
また、修飾キーの割り当てやKarabiner-Elementsのようなサードパーティ製ツールを使えば、キーの割り当てをカスタマイズし、より自分好みの操作環境を構築することも可能です。
さらに、ファイルやフォルダの削除に関しては、「Command (⌘) + delete」がMacにおける主要な「Deleteコマンド」となります。ゴミ箱を空にするショートカットも覚えておくと便利です。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。