Adobe Creative Cloudをアンインストールするとどうなる?
Adobe Creative CloudをアンインストールしたいけれどMacにどのような影響を与えるのか?何か不具合がある可能性があるのか?という疑問を持っている方が少なくないでしょう!ご安心ください。Adobe Creative Cloudは、あくまで各アプリケーションを管理・更新するためのハブのような存在だからです。これを削除しても、各アプリやデータがすぐに消えるわけではありません。この記事では、それについて具体的に解説します。
Adobe Creative Cloudのアンインストール
Adobe Creative Cloudをアンインストールしたいけれど、「フォトショップやイラストレーターはどうなる?」「データは消えない?」「何か不具合は起きない?」といった疑問や不安をお持ちではないでしょうか?
結論から言うと、Adobe Creative Cloudをアンインストールしても、大半のケースでは問題ありません。
なぜなら、Adobe Creative Cloudは、あくまで各アプリケーションを管理・更新するためのハブのような存在だからです。これを削除しても、各アプリやデータがすぐに消えるわけではありません。
この事実を知ることで、不要なアプリやファイルを整理し、Macのパフォーマンスを向上させるきっかけになります。この記事では、Adobe Creative CloudのアンインストールがあなたのMacにどのような影響を与えるのかを、具体的に解説します。
Adobe Creative Cloudをアンインストールしても大丈夫でしょうか?
Adobe Creative Cloudをアンインストールする際の注意点は、あなたの現在の状況によって異なります。
Adobe Creative Cloudをサブスクリプション契約中の場合
サブスクリプション契約中にCreative Cloudデスクトップアプリをアンインストールしても、契約自体が自動的に解約されることはありません。契約は継続され、請求も通常通り行われます。
このアプリをアンインストールすると、PhotoshopやIllustratorなどのデスクトップアプリの管理(アップデートやインストール、プラグインの管理など)ができなくなります。ただし、すでにインストール済みの各アプリはそのまま使用し続けることが可能です。
Adobe Creative Cloudをサブスクリプション契約していない場合
Adobeの無料アプリ(例:Adobe Acrobat Reader)や体験版アプリのみを使用している場合、Creative Cloudアプリをアンインストールしても問題ありません。この場合も、すでにインストールされているアプリは引き続き使用できます。
Adobe Creative Cloudをアンインストールするとどうなる
他のアプリは削除される?
いいえ。Adobe Creative Cloudをアンインストールしても、個別のアプリケーション(Photoshop、Illustrator、Acrobat Readerなど)は削除されません。
これらのアプリは独立してMacにインストールされているため、通常通り起動して使用することができます。ただし、Creative Cloudアプリがないため、各アプリのアップデート通知が来なくなったり、管理が煩雑になったりする可能性があります。
データは削除される?
いいえ。Adobe Creative Cloudをアンインストールしても、あなたのローカルやクラウド上のデータが消えることはありません。
- クラウド上のデータ: Creative Cloudアプリを削除しても、あなたのAdobeアカウントに紐づいたクラウド上のデータ(Adobe Creative Cloudストレージに保存されたファイル)はそのまま残ります。ウェブブラウザからアクセスすれば、いつでも確認・ダウンロードが可能です。
- ローカル上のデータ: PCのローカルフォルダに同期されているデータも削除されません。
サブスクリプションは解約される?
いいえ。前述の通り、Creative Cloudアプリのアンインストールは、サブスクリプション契約の解約とは別物です。契約を停止したい場合は、Adobeの公式サイトから手動で解約手続きを行う必要があります。
Macへの影響は?
Adobe Creative Cloudは、常にバックグラウンドで動作しているため、PCのメモリを消費します。これをアンインストールすることで、以下のメリットとデメリットがあります。
メリット:
- メモリの解放: Creative Cloudが使用していたメモリが解放され、PCの動作が軽くなる可能性があります。
- ストレージの解放: アプリのキャッシュやログファイルなどが削除され、わずかですがストレージ容量が空きます。
デメリット:
- 管理の不便さ: 各アプリのアップデートやプラグインの管理が手動になります。
- 同期機能の喪失: Creative Cloudの同期機能(フォント同期など)が使用できなくなります。
Adobe Creative Cloudの完全削除方法
Adobe Creative Cloudデスクトップアプリケーションをアンインストールしても、完全に削除されないファイルや設定がMacに残ることがあります。これらの残留ファイルをクリーンアップし、MacからAdobe Creative Cloudを完全削除する2つの方法を参考にしてください。
その中、最も推奨されるのは、Mac向けの専用クリーナー - BuhoCleanerを利用してアプリを削除する方法です。なぜかというと、BuhoCleanerはアプリと関連ファイルを根抜けアンインストールできます。そして、不要なメモリの解放、パソコン状態の日常的なチェック、不要なファイルの完全削除などもできます。
まとめ
この記事では、「Adobe Creative Cloudデスクトップアプリをアンインストールすると、どうなるのか?」という疑問にお答えしました。
結論として、このアプリを削除しても、PhotoshopやIllustratorなどの個別のアプリが自動で消えることはありません。また、あなたのローカルやクラウド上のデータが失われることもありませんのでご安心ください。ただし、サブスクリプション契約は継続されるため、解約は別途、公式サイトで行う必要があります。
Adobe Creative Cloudアプリは常にメモリを消費するため、アンインストールすることでPCの動作が軽くなるメリットがあります。しかし、通常の方法では一部のファイルがPC内に残ってしまうため、完全にクリーンアップしたい場合は、Adobe公式の「Creative Cloud Cleaner Tool」を使用するか、サードパーティのアプリで削除する方法が有効です。 正しく理解して対処すれば、PCのパフォーマンスを向上させ、より快適な作業環境を構築できます。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。