macOS TahoeからSequoiaへのダウングレード方法 - ステップバイステップガイド
macOS Tahoe から Sequoia にダウングレードすることは可能です。この記事を読んで、Sequoia に戻すための実績ある3つの方法を確認しましょう。
最近、多くのユーザーの方が Mac のオペレーティングシステムを macOS Tahoe 26 のデベロッパー向けベータ版にアップグレードし、「リキッドグラス」デザインが素晴らしく、Spotlight検索機能もこれまで以上に賢くなったという感想が寄せられています。
しかし一方で、いくつかの問題も発生する可能性があります。たとえば、システムがそれほど安定しておらず、一部のソフトウェアを実行する際に互換性の問題が起きることがあります。新しいmacOSバージョンにはエラーや小さな不具合が含まれている可能性があるため、macOS TahoeからSequoiaへのダウングレードを決断するユーザーの方もいます。
もしもmacOS TahoeからSequoiaへダウングレードしたいと考えているなら、この記事はまさにそのための情報源です。この記事では、macOS Sequoiaをダウンロードするための前提条件を説明し、macOS TahoeからSequoiaへダウングレードするためのいくつかの方法をご紹介します。
macOS TahoeからSequoiaにダウングレードする前にすべきこと
ダウングレードの手順を開始する前に、まずは「Mac上のデータをバックアップすること」が推奨されます。また、ダウングレード先のmacOSバージョンが、お使いのMac モデルと互換性があることを確認してください。一部の方法ではファイルのダウンロードに安定したインターネット接続が必要になるため、事前にインターネット接続状況を確認しておくのが望ましいです。
さらに、Mac上の空き容量を確認することも重要です。最低でも35GBの空き容量が必要です。どのファイルがストレージを圧迫しているか分からない場合は、BuhoCleanerを使って不要なファイルを見つけ、削除しましょう。プロフェッショナルなMacクリーンアップツールとして、BuhoCleanerはMac上のファイルを素早くスキャンし、不要な一時ファイル、キャッシュファイル、重複ファイル、アプリ、大容量ファイルを見つけて削除し、ストレージスペースに空き容量を作ることができます。下のボタンをクリックして、ぜひお試しください。
macOS TahoeからSequoiaへダウングレードする3つの方法
ここでは、macOS TahoeからSequoiaへダウングレードするための実績ある3つの方法をご紹介します。以前のバックアップを復元する方法から、ブータブルインストーラーを使う方法まで、ご自身の状況に合わせてお選びください。
1. Time Machineを使ってmacOS TahoeからSequoiaへダウングレードする方法
macOS SequoiaのTime Machineバックアップを取っている場合は、この方法を試すことができます。この方法では、Macを以前の状態に完全に復元でき、設定やアプリも元に戻すことが可能です。ただし、バックアップを作成した以降に加えた変更(新しいファイルや設定など)はすべて失われる点に注意してください。
Time MachineバックアップドライブをMacに接続します。
Macをリカバリモードで再起動します。
- Intel搭載Macの場合:「Command + R」キーを押し続け、Appleロゴが表示されるまで待ちます。
- Appleシリコン搭載Macの場合:電源ボタンを押し続け、起動オプションが表示されるまで待ちます。
- 「オプション ⇒ 続ける」をクリックします。
「Time Machineバックアップから復元」を選択し、「続ける」をクリックします。
「macOS Tahoe」にアップグレードする前に作成したバックアップを選択します。
2. インターネットリカバリーを使ってmacOS TahoeからSequoiaにダウングレードする方法
お使いのMacが元々macOS Sequoiaを搭載しており、その後macOS Tahoeにアップグレードした場合は、インターネットリカバリーを使用して工場出荷時のバージョン(Sequoia)を再インストールすることが可能です。
Macの電源を切ります。
macOSリカバリーに入ります。
- Intel搭載Macの場合:「Shift + Option + Command + R」キーを押しながら電源ボタンを押します。
- Appleシリコン搭載Macの場合:電源ボタンを押し続け、「オプション」ボタンが表示されるまで待ちます。
- 「ディスクユーティリティ」を選んで「続ける」をクリックし、メインドライブ(通常は「Macintosh HD」)を消去して確認します。
macOSユーティリティの画面に戻り、「macOS Sequoiaを再インストール」をクリックします。
画面の指示に従って操作を進めてください。
3. ブータブルインストーラーを使ってmacOS TahoeからSequoiaにダウングレードする方法
macOS Sequoiaをブータブルインストーラーでインストールすることもできますが、これはインターネットリカバリーではできません。
ブータブルインストーラーを使うと、インストールしたい特定のmacOSバージョンに絞って作業ができるため、互換性の問題や特定のソフトウェア要件があるユーザーに最適です。
また、ブータブルインストーラーは複数のMacに同じmacOSをインストールする場合にも便利です。USBドライブのフォーマットやインストーラーの作成など、多少の準備が必要ですが試してみる価値はあります。最低でも32GBの容量があるUSBフラッシュドライブを用意して、以下の手順に従いmacOSをダウングレードしてください。
ディスクユーティリティを使ってUSBドライブを「Mac OS拡張(ジャーナリング)」形式でフォーマットします。
- Mac App Storeを開き、macOS Sequoiaを検索します。「入手 ⇒ ダウンロード」をクリックし、macOS Sequoiaのインストーラーをダウンロードします。
ターミナルを開き、以下のコマンドを入力してブータブルインストーラーを作成します。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
例えば、私が使用しているMacではmacOS Tahoeを別のAPFSボリュームにインストールしており、「Install macOS Sequoia.app」のファイルの場所は「/Volumes/Data/Applications/Install macOS Sequoia.app」です。そのため、使うべき正しいコマンドは次のようになります:
sudo /Volumes/Data/Applications/Install\ macOS\ Sequoia.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
- 「Install media now available at "/Volumes/Install macOS Sequoia"」というメッセージが表示されたら、ブータブルインストーラーの作成が完了したことを意味します。
作成したブータブルUSBドライブをMacに差し込みます。
Macを再起動し、Intel Macの場合はOptionキー、AppleシリコンMacの場合は電源ボタンを押し続けて起動オプションを表示させます。
「オプション ⇒ 続ける」を選択し、ディスクユーティリティを開いてmacOS Tahoeが入っているディスク(APFS、GUID形式)を消去し、ディスクユーティリティを終了します。
再度Macを再起動し、Optionキーを押し続けてUSBインストーラーを選択し、画面の指示に従ってmacOS Sequoiaをインストールしてください。
macOS TahoeからSequoiaへダウングレードする方法の比較
それぞれの方法にはメリットとデメリットがあります。ご自身の状況や目的に最も合った方法を選ぶために、各方法の特徴を理解しておくことが重要です。
Time Machineを使った復元は簡単で、データや設定をそのまま保持できます。インターネットリカバリーは追加のハードウェアを使わずに、元のmacOSバージョンをクリーンインストールできます。ブータブルインストーラーは、インストールするmacOSのバージョンを正確にコントロールできる方法です。
以下の比較表では、これら3つの方法の違いをまとめています。比較表を参考にして、macOS 26 TahoeからSequoiaへダウングレードする際に、どの方法がご自身に最適かを判断しましょう。
Time Machineのバックアップ | インターネットリカバリー | ブータブルインストーラ | |
---|---|---|---|
最良な方法 | macOS Sequoia使用時のバックアップがあり、データや設定を復元したい場合 | リーンインストールが必要な場合 | 特定のmacOSバージョンをインストールしたい場合 |
所要時間 | 30分から数時間かかります。これはデータ量によって異なります。 | 11〜3時間、またはそれ以上かかる場合があります。インターネットの速度によります。 | 1〜2時間程度かかります。USBのフォーマットやブータブルインストーラーの作成に追加時間が必要な場合があります。 |
macOSバージョンの選択 | できません(バックアップから復元されます) | できません(元のバージョンまたは最新バージョンがインストールされます) | できます(インストールするバージョンを選べます) |
必要なハードウェア | バックアップドライブ | なし | USBドライブ(32GB以上) |
データの損失 | データの損失を防ぐことができますが、バックアップ以降の変更は失われます。 | ドライブ全体の消去が必要です。 | メインドライブの消去が必要です。 |
<最後に>
macOS TahoeからSequoiaにダウングレードするためには、いくつかの方法があります。ダウングレードを始める前に、データのバックアップを取り、ストレージの空き容量を確保し、安定したネットワーク環境を整えておくことが重要です。
実績のある方法は、Time Machineのバックアップ復元からブータブルインストーラーの使用まで様々です。どの方法を選べばよいかわからない場合は、比較表を参考にし、それぞれのメリット・デメリットを比較してご自身に最適な方法を見つけましょう。
Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。