「aeメモリ不足警告」 After Effectsのメモリが使いすぎ、メモリ不足時の解消方法 - Mac
この記事は、Mac After Effectsのメモリ不足問題を解消する方法をご紹介します。
AEの編集画面で黄色の枠にメモリ不足警告というものが出ます。AEと他のソフトのギガ配分はAEが7GBで他は1.5GBになっています。これ以上増やせないです。キャッシュもしましたがどうすればいいですか?またUSBなどが必要となってくるのでしょうか?
最近M4 16GB MacBookでもAE作業中メモリ不足という警告メッセージが出てきました。上記のように、「レンダリングが途中で止まる」「プレビューがカクつく」「作業中にAfter Effectsが強制終了…」MacでAfter Effectsを使っていると、こうした“メモリ不足”のトラブルに直面することは珍しくありません。
特に、複数のコンポジションや高解像度素材を扱うと、わずか数分でメモリが限界に達することも。
そんな時はどうすればいいでしょうか。今回はMac After Effectsのメモリ不足問題を解消する方法をご紹介します。
After Effectsのメモリ不足の原因
MacでAfter Effectsを利用するには、高い処理能力の環境が必要となります。4K動画や複雑なエフェクトは、RAM上に一時的に展開されます。そのサイズは数GB単位になることも。
Macのメモリが少なすぎると、After Effectsのパフォーマンスが低下してしまいます。また、長時間After Effectsを利用すると、高解像度の素材や複雑なエフェクトを使用している場合も大量のメモリを消費します。
After Effectsのメモリ不足の解消方法
Macのメモリは、購入の時に決めた、増設ができません。After Effectsのメモリ不足を解消するには、以下の手順で確認しましょう。
1. Macのメモリを解放する
After Effectsの作業中にメモリ不足を感じたら、まず試してほしいのが BuhoCleanerのワンクリック解放機能です。これにより、macOSがバックグラウンドで保持している不要プロセスやキャッシュをまとめて整理できます。
メリット
- アプリを閉じずに即メモリ解放可能
- 1回で数GB〜数十GBのメモリ空き容量を確保
- macOS標準機能では見えない「隠れメモリ使用」も掃除
筆者のMacBook Pro(16GB RAM)で試したところ、使用率78% → 45%に減少、After Effectsのプレビュー再生が途切れなくなった。
詳しい手順は「Macでメモリ(RAM)の使用量を減らす方法11つ」記事をを参照ください。
2. メモリを消費しているアプリを閉じる
After Effects以外にも、ブラウザや動画編集ソフトなどがMacのメモリを大量に消費している場合があります。
アクティビティモニターを開き、「メモリ」タブで消費量が大きいアプリを確認し、不要なものは終了しましょう。
Finder → アプリケーション → ユーティリティ → アクティビティモニター「メモリ」列をクリックして消費量順に並び替え
不要なアプリを選択 → 「×」ボタンで終了
3. After Effectsのメモリの消費を軽減
「編集」→「環境設定」→「メモリとパフォーマンス」から、After Effectsに割り当てるRAMの最大値を調整します。割り当てを増やしすぎると他アプリが重くなるので、全体バランスを見ながら設定しましょう。
定期的なキャッシュ削除は、After Effectsの動作全体を軽くするうえで効果的です。
4. プレビュー解像度を下げる
After Effectsのプレビューは高解像度ほどメモリを消費します。作業中は「フル画質」から「1/2画質」や「1/3画質」に下げることで、プレビュー負荷を軽減できます。
画質は下がりますが、動作がスムーズになり作業効率が向上します。
5. プレビュー範囲(ワークエリア)を狭くする
フル画質で作業したい場合は、ワークエリアを限定してメモリ負荷を抑えます。
タイムライン上部のワークエリアバーを必要な範囲にドラッグ 範囲外はプレビューしない設定に
これにより、計算時間が減り、プレビューがスムーズになります。
終わりに
After Effectsのメモリ不足は、単に「重いソフトだから仕方ない」わけではありません。
原因を正しく理解し、日常的にメモリを最適化することで、多くのトラブルは防げます。
特に、BuhoCleanerは外部機器やOS再インストールに頼らず、即効で改善できる方法として非常に有効です。
物理メモリを増設できないMacにとって、こうしたソフトウェアによるメモリ管理は必須のメンテナンスと言えます。
Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。