Macの「パージ可能」とは? それを削除する4つの方法
こちらの記事では、「パージ可能領域とは何か」、「それを確認する方法」、「4つの方法で削除するやり方」をご紹介します。
Macのストレージバーには、パージ可能とマークされたセクションが表示されることがあります。数ギガバイトから数十ギガバイトまで、様々なサイズがあります。空き容量があまり残っていない場合は、パージ可能領域を削除することで、空き容量を確保することができます。こちらの記事を読めば、「パージ可能領域とは何か」、「それをチェックする方法」、「4つの方法で削除するやり方」を理解することができます。
Macの「パージ可能」とは?
Appleによると、パージ可能領域とは、スペースが必要になったときにmacOSがコンピュータからファイルを削除することで解放できる領域のことです。Appleは、macOS Sierra以降のバージョンでこの機能を可視化しています。Macの「ストレージを最適化」機能をオンにすると、Macのパージ可能領域が表示されることがあります。
パージ可能領域を奪っているファイルには、iCloud内のファイル、視聴した映画やテレビ番組、ローカルのTime Machineバックアップ、長い間使用していないファイルやドキュメント、キャッシュファイルなどがあります。
Macの「パージ可能領域」を確認する方法
パージ可能領域のサイズを知りたいですか?以下の手順で確認してみましょう。
- メニューバーのAppleアイコンをクリックして、「このMacについて」を選択します。
- 「ストレージ」タブをクリックし、システムがストレージの使用量を計算するのを待ちます。
- 計算が完了したら、白とグレーのストライプがある部分にマウスを合わせると、その部分がパージ可能とマークされていることがわかります。同時に、使用しているスペースの量も確認できます。
Macでストレージの「パージ可能」を削除する方法
通常、このスペースを手動で削除する必要はありません。しかし、残りのスペースが不足しているためにアプリをインストールできない場合は、パージ可能なスペースを減らすいくつかの方法を試してみてください。また、中のファイルを削除することによる影響を心配する必要もありません。ここでは、4つの方法をご紹介します。
Macのストレージを最適化する
- ストレージバーの「管理」ボタンをクリックする。
- ストレージ管理ウインドウには、4つの最適化奨励事項が表示されます。「iCloud に保存」、「ストレージを最適化」、「ゴミ箱を自動的に空にする」、「不要なファイルを削除」の4つです。
- 「iCloudに保存」をクリックして、全てのボックスのチェックを外します。
- 「ストレージを最適化」を無効にする・・・Appleアイコン>システム環境設定>Apple ID>iCloudの順にクリックして、可能なアプリケーションと「ストレージを最適化」ボタンのチェックを全て外します。
- 「ゴミ箱を自動的に空にする」をオンにしておく。
- 「ファイルを確認」ボタンをクリックして、大きなファイルや古くなったファイルを削除します。
- Macを再起動します。
Time Machineバックアップを無効にする
下記の手順に従い、MacからTime Machineバックアップを無効にしてください。
- Appleアイコンをクリックし、「システム環境設定」をクリックします。それから「Time Machine」を選択します。
- 「バックアップを自動作成」のボタンのチェックを外します。
- Time Machineを終了します。
キャッシュファイルの削除
Macを再起動すると、パージ可能な領域を取り除くことができますが、コンピュータ上の全てのタスクが終了してしまいます。Macを再起動したくない場合は、「Finder」を使ってキャッシュファイルを手動で削除することが可能です。
- Finderを開き、画面上部の「移動」メニューをクリック、「ライブラリ」を選択します。
- 「キャッシュ」をクリックして開き、不要なファイルを削除します。
- ゴミ箱を空にします。
しかし、この方法では重要なファイルを誤って削除してしまう危険性があります。そこで、BuhoCleanerのようなサードバーティー製のツールを使えば、数クリックでシステムキャッシュやシステムログのクリーンアップ、大容量ファイルの削除、不要な重複ファイルの削除を行うことが可能です。
以下がその手順です。
- お使いのMacにBuhoCleanerをダウンロードして、インストールします
- サイドバーでクリーニングオプションを選択し、スキャンボタンをクリックすると、不要なファイルを削除してくれます。
とても簡単な方法です。
ターミナルで「パージ可能領域」を確保する
パージ可能領域を確保するために、複雑ではありますが、効果的な方法がもう1つあります。それは、Mac上で大容量のファイルを作成してストレージスペースを使い切り、macOSに空き容量を確保させることです。
- Launchpad、又はSpotlightからターミナルを開きます。
- ターミナルに次のコマンドを入力します「mkdir ~/largefiles.」 これにより、ホームディレクトリに「largefiles」という名前の新しいフォルダが作成されます。
- 「 dd if=/dev/random of=~/largefiles/largefile bs=15m.」 というコマンドを実行します。これにより、「/dev/random」 からのランダムな出力を含む largefile というファイルが largefiles フォルダに作成されます。
- 数分後、ターミナルで「Ctrl + C」を押して、ステップ3のコマンドを停止します。
- 「cp ~/largefiles/largefile ~/largefiles/largefile2」のコマンドを実行します。
- 手順5のcopyコマンドを続けて実行しますが、その都度、「largefile2」を別の名前に変更することを忘れないでください。
- ディスク残量が少なくなったことを知らせるメッセージが表示されたら、「rm -rf ~/largefiles/」のコマンドを実行して、Macから全てのlargefileを削除します。
- ゴミ箱を空にしてください。
<最後に>
ここまで読んで頂き、パージ可能領域を削除する方法についてご理解頂けたのではないでしょうか。ストレージの空き容量が無くなると、macOSが自動的にこのスペースを削除しますので、必要が無い限り、手動でクリーニングするのはお勧めしません。
ストレージの容量が足りなくなったら、BuhoCleanerを利用し、数回クリックするだけでMacをクリーンアップして最適化しましょう。今すぐ無料でお試しください。