iPhoneストレージの「システムデータ」を減らす8つの方法
お使いのiPhoneのシステムデータがストレージを占めていないでしょうか。システムデータには何が含まれ、どのようにサイズを小さくするのか、いくつかの方法を記事の中で解説致します。
お使いのiPhoneのストレージが写真、アプリ、ゲーム、その他のサポートファイル等で一杯になってはいないでしょうか。iPhoneのストレージをよく見てみると、「システムデータ」という名前のカテゴリーが20GB以上を占めているということもあるかもしれません。
では、その中身は何なのでしょうか。なぜシステムデータがそこまでスペースを占めているのでしょうか。そして大切なことは、それを削除してiPhoneのストレージを解放するにはどのようにすれば良いのでしょうか。
iPhoneのシステムデータとは何ですか?
iOSの定義によると、iPhoneのシステムデータには「キャッシュ」、「ログ」、「その他のシステム」で使用されているリソースが含まれます。iPhoneとアプリのスムーズな動作に不可欠なもので、そのサイズはシステムの必要性に応じて変化します。
iPhoneでシステムデータを表示する方法
iPhoneのシステムデータがどこにあり、どれくらいの容量を占めているのかを知りたい場合は、以下の手順で確認してください。
- 「設定」アプリにアクセスする。
- 「一般」⇒「iPhoneストレージ」の順にタップする。
- 数秒待つと、ストレージを占めているファイルタイプを示す色付きのバーが表示される。
- 薄いグレーのバーは「システムデータ」を指す。
システムデータの容量が大きいことを不思議に思ってはいないでしょうか。それでは、読み進めてみましょう。
なぜiPhoneのシステムデータはこれほど多くのスペースを取っているのか?
上記でも述べたように、システムデータには、キャッシュ、ログ、アップデート、フォント、オフライン翻訳言語、Siri音声、ローカルキーチェーンデータなど、オペレーティングシステムやアプリ等の様々なファイルが含まれています。
時間が経つにつれて、これらのデータは蓄積されてしまい、多くのiPhoneストレージスペースを占めるようになってきます。ほとんどの場合、システムデータのサイズは5GBから20GB程度ですが、もし20GBより大きい場合は、システムデータの整理をする時期です。
では、どうすればiPhoneから不要なシステムデータの削除ができるのでしょうか。
iPhoneのシステムデータを削除する方法
iPhoneからシステムデータを取り除くことはできませんが、減らすためにできることがいくつかあります。
方法1. アプリのキャッシュを削除する
アプリの中には、高速な動作を維持するためにiPhoneに一時ファイルを保存するものがあります。まず最初にできることは、アプリのキャッシュを削除することです。
アプリのキャッシュファイルを削除するには、
- 「設定」⇒「一般」⇒「iPhoneストレージ」の順にタップする。
- 削除したいアプリをタップし、「Appを取り除く」をタップする(これをすることにより、アプリが使用していたストレージは解放されますが、ドキュメントやデータは保持される)。
方法2. 不要なアプリを削除する
iPhoneからアプリを削除すると、アプリとそれに関連する全てのデータが削除されます。もしも不要なアプリがあれば、すぐに削除してしまいましょう。ここでは、その方法について解説致します。
- 削除したいアプリを「タップ&ホールド」する。
- 「アプリを削除する」をタップする。
- 「アプリを削除する」をタップし、「削除」をタップして操作を確定する。
方法3. ブラウザの履歴とデータを消去する
iPhoneで頻繁にブラウザを使用する場合は、その履歴とブラウザデータを消去することをお勧めします。ここでは、Safariの履歴とデータを消去する方法を紹介します。
- 「設定」を開く。
- 画面を下にスクロールしてSafariを見つけ、タップする。
- 「履歴とWebサイトデータを消去」⇒「履歴とデータを消去」をタップする。
- 必要に応じて、「タブを閉じる」または「タブを保持する」をタップする。
方法4. 「非使用のAppを取り除く」を有効にする
iOSには、使用していないアプリを自動的に削除できる機能が搭載されています。その設定を有効にしましょう。
- 「設定」⇒「iPhoneストレージ」を開く。
- 次の画面で「非使用のAppを取り除く」を見つけることができる。
- 「有効にする」をタップする。
方法5. メッセージの添付ファイルを削除する
メッセージの添付ファイルは、iPhoneの多くの容量を占めてしまうことがあります。容量の大きいものや古いものはデバイスから削除しておくと良いでしょう。その手順は以下の通りです。
- 「設定」に進む。
- 「一般」⇒「iPhoneストレージ」⇒「メッセージ」をタップする。
- 「書類」の下に「上位チャット」、「写真」、「ビデオ」、「GIFとステッカー」などのカテゴリーが表示される。
- 削除したいカテゴリーをタップし、「編集」を押す。
- 不要な添付ファイルを選択し、右上のゴミ箱のアイコンをタップする。
方法6. ネットワークの設定をリセットする
iPhoneのシステムデータを削除するもう一つの方法は、ネットワーク設定をリセットすることです。リセット処理により、保存されているWi-Fiパスワード、ネットワーク関連データ、VPN設定などが削除され、システムデータのストレージを減らすことができます。
方法7. iOSをアップデートする
iOSをアップデートすると、iPhoneのシステムデータのサイズ縮小を助けることができます。アップデートする過程の中で、システムは不要な一時ファイル、キャッシュ、古くなった機能を削除します。ですので、前回iOSをアップデートしてから長い時間が経っている場合は、今すぐアップデートしてください。 Reset iPhone
方法8. iPhoneをリセットする
上記のどの方法もうまくいかない場合は、iPhoneを工場出荷時の設定に戻しましょう。注意点として、これによってiPhoneのデータがすべて削除されます。以下の手順を実行する前に、iPhoneをバックアップしておきましょう。
- 「設定」アプリを開く。
- 「一般」⇒「転送またはiPhoneをリセット」をタップする。
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択し、「続ける」をタップし、パスコードを入力する。
- 「消去」をタップして確定する。
最後に
以上がiPhoneのシステムデータを削除する方法です。これらの方法を実行することで、iPhoneのストレージスペースを十分に解放することができたと思います。
Macでストレージ不足の問題に遭遇した場合は、こちらの記事にてクリーニングの情報を確認してください。