Macのシステムデータが減らないときの原因と削除方法
今回は、Macにある「システムデータ」が減らない原因と削除方法を詳しくご紹介します。MacBookの容量不足になる場合、ぜひお見逃しないでください。
Macのストレージを確認してみると、「システムデータ」が容量の大部分を占めていることはないでしょうか。他の項目と違って、詳しい情報をみるアイコンもない、直接Macのシステムデータが削除できません。
私のMacBookは512GBのディスクスペースを296GB利用済みました。しかし、その中の「システムデータ」という項目は200GB以上の容量を占めていました。もし、Macのシステムデータを削除すると、いきなり200GBの空き容量を増やせると思いますか?しかし、Macのストレージ管理画面で「システムデータ」の項目をクリックできない、情報を見るアイコンもありません。
ストレージのシステムデータが減らないのか?どうすればMacのシステムデータを減らせるのか?そこで今回は、Macのシステムデータが減らないときの原因と削除方法を詳しく紹介します。
Macストレージの「システムデータ」とは
Macストレージの「システムデータ」とは、カテゴリに該当しないファイルです。「システムデータ」には、主にシステムによって使用されるファイルやログファイル、キャッシュ、システムリソース、一時ファイル、フォント、アプリサポートファイル、およびプラグインなどが含まれます。「システムデータ」項目中の内容を管理したり、選択したり、削除したりすることはできません。
注記:Macの「システムデータ」は元々「その他」と表示されます。
役に立つ情報:Macストレージの書類カテゴリからファイルを削除する方法
Macの「システムデータ」の確認方法
Macの「システムデータ」容量はストレージ画面で確認できます。
ステップ1. 左上のアップルメニューから「システム設定」をクリックします。
ステップ2. 「一般」>「ストレージ」を選択します。「Macintosh HD」のグラフを見ると、Macのストレージの利用状況を確認できます。Macの「システムデータ」が減らない2つの原因
Macの「システムデータ」が減らない原因には、以下の2つが考えられます。
- キャッシュファイルが増えている
- 大きいファイルや重複のファイルなどが蓄積されている
1. キャッシュファイルが増えている
大量のキャッシュファイルを呼び出した場合は、知らない間にMacの「システムデータ」として容量が増えていきます。例えば、動画編集ソフトを使っている時に、素材や過去の編集データをたくさん同時に起動します。その時は、普通のジャンクファイルを削除しても、「システムデータ」が減らないです。
2. ファイルデータが蓄積されている
もし、Macには何GBの大きいファイル、重複のファイルがあったら、この部分のファイルが「システムデータ」に保存されることも少なくはありません。また、一部のアプリケーションの関連ファイル、隠したファイルデータが蓄積されていきます。だからこそ、Macの「システムデータ」が減らないと感じます。
Macのストレージの「システムデータ」を減らす方法
Macのストレージの「システムデータ」容量を減らすには、以下の方法を試してみてください。
- 大容量ファイルを検索して削除する
- キャッシュファイルを削除する
- ゴミ箱を空にする
- 大きなアプリと関連ファイルを削除する
上記のデータを手動で一つずつ探して削除すると、Macのストレージの「システムデータ」を減らすことができます。Macの使い方がよくわからない方、また誤って重要なデータを削除することを避けたい方は、BuhoCleanerのような専門のMacクリーナーツールをおすすめします。このソフトを使えば、スマートにMac内のジャンクファイル、キャッシュファイル、重複のデータなどをすべて検出して削除することができます。
Mac内のその他のファイルを削除する方法は以下の記事をご参考ください。
Macのシステムデータについてのよくある質問
Macの「システムデータ」は通常どのくらいの容量なのか?
Macの「システムデータ」の平均容量は10GB〜20GB程度です。アプリやファイルをある程度使っている場合は20GB〜50GB程度、長期間使っているMacや容量不足の場合は100GB以上になることもあり得ます。だからこそ、定期的にMacのストレージをクリーニングして、空き容量を確保することをおすすめします。
Macのシステムで「その他」とは何ですか?
「その他」とは、Macのストレージ内で特定のカテゴリに分類されないファイルのことを指します。
具体的には、一時ファイル、ブラウザのキャッシュ、システム関連ファイル、アプリのプラグインなどが含まれます。
macOS Big Sur以前のバージョンではこれらのファイルは「その他」と表示されていましたが、macOSのアップデートにより、現在は「システムデータ」として表示されるようになりました。
Macのストレージの「その他」を減らす方法は?
Macのストレージの「その他」を減らす方法は、主に以下の通りです。
- Macを再起動して一時ファイルをクリア
- 「ストレージ管理」から不要なファイルを削除
- Time Machineのローカルスナップショットを削除
- サードパーティ製のクリーナーアプリを利用(例:BuhoCleanerなど)
- macOSを再インストール(最終手段)
今回はMacストレージの「システムデータ」が減らない場合の原因と減らし方を詳しく紹介しました。長時間Macを使えば使うほど、不要なデータやファイルが蓄積され、「システムデータ」カテゴリに保存されます。Macのストレージ半分以上を占めていることに悩みがあるユーザは少ないでしょう。本記事でその原因とMacのシステムデータを減らす方法もご紹介しますので、ぜひ一度試してみてください。もし、Macの容量を確保したいときは、専門のメンテナンスソフトのインストールも検討してみましょう。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。