iPadは使用できません 「パスコードをお忘れですか？」が表示されない - 対処法5選

iPadの画面パスコードを忘れてしまうことは時折あることですが、「iPadは使用できません」と表示されてしまい、さらに「パスコードをお忘れですか？」オプションが出てこない場合はとても厄介です。特にこの問題は、iPadOS 17以降を使用しているiPadユーザーの間で最近増えています。

もしも同じような状況に直面している場合は、こちらの記事を読み、その解決策を見つけましょう。実証済みの対処法を紹介する前に、まずはこの問題が何故起こるのか、可能性のある原因を見ていきましょう。

「パスコードをお忘れですか？」オプションがなぜ表示されないのか？

「パスコードをお忘れですか？」オプションを表示させるには、いくつかの条件を満たしている必要があります。これらの条件を満たしていない場合、「iPadは使用はできません」と表示されても「パスコードをお忘れですか？」オプションが出てこない原因となります。

• 「パスコードをお忘れですか？」オプションは、iPadOS 17以降でのみ表示されます。
• このオプションはネットワーク接続に依存しています。iPadがネットワークに接続されていない場合は、オプションは表示されません。
• iPadがロックされる前に、「探す」機能を有効にしておく必要があります。
• MDM（モバイルデバイス管理）が設定されている場合、「パスコードをお忘れですか？」機能が制限されることがあります。

「iPadは使用できません」「パスコードをお忘れですか？」オプションが表示されない場合の対処法

「パスコードをお忘れですか？」オプションが表示されるのは、次の条件を満たしている場合です。

1. iPadがiPadOS 17以降を実行していること。
2. Wi-Fiまたはモバイルネットワークに接続されていること。
3. ロックされる前に「探す」機能を有効にしていること。

これらの条件を満たしていれば「パスコードをお忘れですか？」オプションをタップし、Apple IDでサインインすることで、データを失うことなくiPadをリセットできます。もしこれらの条件を満たしていない場合は、iPadを解除するために別の方法を取る必要があります。

１．カウントダウンタイマーが終わるのを待つ

カウントダウンタイマーが表示されている場合は、タイマーが消えるまで数分待ちましょう。タイマーが終了したら、再び画面パスコードを入力することができます。これは、まだパスコードを覚えている場合に有効な方法です。

では、「iPadは使用できません」と表示されたとき、どのくらい待てばよいのでしょうか？その時間はパスコードを何回間違えたかによって異なります。

• 4回目の誤入力：iPad使用不可　1分後に再試行
• 5回目の誤入力：iPad使用不可　5分後に再試行
• 6回目の誤入力：iPad使用不可　15分後に再試行
• 7回目の誤入力：iPad使用不可　1時間後に再試行
• 8回目の誤入力：iPad使用不可　3時間後に再試行
• 9回目の誤入力：iPad使用不可　8時間後に再試行

タイマーが「iPadは使用できません」画面でカウントダウンしていない、または画面パスコードを思い出せない場合は、以下のいずれかの解除方法を実行してください。

2. iPhoneアンロッカーを使う

iPadまたはiPhoneのロック解除で困っている場合は、iPhone用アンロックツールの使用を強くおすすめします。人気のソリューションの一つであるBuhoUnlockerは、従来の方法でうまくいかない場合でも画面パスコードを解除できます。このツールを使えば、Face ID、Touch ID、数字パスコード、英数字パスコードなど、さまざまな種類の画面ロックを回避できます。

Touch IDが反応しない場合でも、iPadが使用不可になっている場合でも、BuhoUnlockerを使えばデバイスを解除できます。iOSデバイスをリカバリーモードにする方法に従い、ファームウェアパッケージをダウンロードすることで、BuhoUnlockerは数分でiPhoneやiPadのロックを解除します。画面パスコードの解除だけでなく、BuhoUnlockerはApple IDの削除やMDMプロファイルのバイパスにも対応しています。

その方法は以下のとおりです。

ステップ1. BuhoUnlockerを無料でインストールし、WindowsまたはMacのコンピュータで起動します。

ステップ2. iPadをコンピュータに接続し、ホーム画面から「画面パスコードを解除」オプションを選択します。

3. iTunesまたはFinderにiPadを接続する

iPadをiTunesまたはFinderに接続して工場出荷時の設定に戻すこともできます。これは画面パスコードを回避する一般的な方法です。

iPadやiPhoneをコンピュータに接続すると、強制的にリカバリーモードに入れることができます。リカバリーモードに入ったデバイスは、すべてのデータと設定をリセットして消去できます。その後、デバイスは新品同様の状態で起動します。この方法はiPadのデータをすべて消去するため、事前にバックアップを作成していることを必ずご確認ください。

以下は、iTunesまたはFinderを使い、使用ができなくなったiPadを解除する手順です：

1. iPadをWindows用iTunesまたはmacOS 10.15以降のFinderに接続します。
2. iPadの電源を切り、ボタン操作でリカバリーモードに入れます。

• ホームボタンのないiPad：音量を上げるボタンを素早く押して放し、音量を下げるボタンを押して放した後、トップボタンを押し続け、リカバリーモード画面が表示されるまで保持します。
• ホームボタンのあるiPad：ホームボタンとトップ（またはサイド）ボタンを同時に押し続け、リカバリーモード画面が表示されるまで保持します。

  

3. iTunesまたはFinderの画面で「復元」ボタンをクリックします。これにより、すべてのデータが消去され、iPadが工場出荷時の設定に戻ります。

   

4. 「探す」機能でiPadを消去する

この方法では、Appleのクラウドインフラを利用してiPadにコマンドを送信し、デバイスを管理してアクセスを取り戻すことが可能です。ただし、前提条件として、iPadがロックされる前に「探す」機能をオンにしておく必要があり、iPadがネットワークに接続されていることも必要です。また、この方法を使用すると、すべてのデータと設定が削除される点にご注意ください。

1. 別のデバイスでiCloudのウェブサイトにアクセスします。
2. iPadに紐づいているApple IDとパスワードでサインインします。
3. 「探す」をクリックし、デバイス一覧からiPadを選択して「このデバイスを消去」オプションをクリックします。

5. Appleサポートに連絡する

上記の方法を試してもiPadがロックされたままの場合は、Appleサポートに連絡してください。特定の条件下でiOSデバイスのロック解除をサポートしてくれます。状況を伝え、デバイスの所有権を示し、iPadをリモートで消去する手順について案内してもらいましょう。なお、他の方法と同様にデータが消失する可能性があることにご注意ください。

＜最後に＞

iPadが使用不可で「パスコードをお忘れですか？」オプションが表示されないのは非常にフラストレーションが貯まることです。まずは、カウントダウンタイマーが消えるまで数分待ち、その後、再度パスコードを入力してみましょう。

しかし、パスコードを思い出せない場合は、アンロックツール（例：BuhoUnlocker）を使う、iTunes/FinderでiPadを復元する、またはiCloudの「探す」でロックを解除する方法を試してみてください。それでも解除できない場合は、Appleサポートに連絡しましょう。