MacでOllamaを完全にアンインストールする3つの方法
こちらの記事では、MacからOllamaを完全に削除する3つの方法と、よくある質問への回答を紹介します。
ローカルAIツールを試している方であれば、Ollamaをインストールしたことがあるかもしれません。Ollamaは、OpenAI GPT-OSS、DeepSeek-R1、Gemma3などの大規模言語モデルを、Mac上で直接実行できるオープンソースのプラットフォームです。
ディベロッパーやテクノロジー愛好家の方にとって便利なツールではありますが、必要がなくなったり、ストレージを大量に消費し始めたりすることもあるでしょう。そのような時は、MacからOllamaを正しくアンインストールする必要があります。
この記事では、MacからOllamaをアンインストールする3つの方法を紹介します。サードパーティーアプリを使った手早く簡単な方法から、Finderやターミナルを使ったより手動かつ技術的な方法まで幅広く解説します。
BuhoCleanerでMacからOllamaをアンインストールする方法:簡単&スピーディー)
Mac上のOllama関連ファイルを完全に削除する最も簡単で安全な方法を探しているなら、BuhoCleanerのような専用のMacアプリアンインストーラーを使うのがおすすめです。
BuhoCleanerは軽量なmacOS向けユーティリティで、アプリ本体だけでなく、隠しフォルダやキャッシュデータ、大容量のダウンロード済みモデルなど、関連するすべてのファイルをスキャン・特定・削除できます。
BuhoCleanerを使ってMacからOllamaをアンインストールする手順は次のとおりです。
BuhoCleanerをダウンロード、インストールします。
- BuhoCleanerを起動し、「アプリアンインストール」セクションに移動します。
検索バーに「Ollama」と入力して、アプリと関連ファイルを探します。
- 一覧からOllamaを選択します。BuhoCleanerが、自動的にアプリ本体、設定ファイル、隠しディレクトリに保存されているモデルデータを検出します。
「削除」をクリックして、すべてを一度にアンインストールします。
追加情報:BuhoCleanerは、特に複数のモデルをダウンロードしている場合に、MacからOllamaをアンインストールして大幅にディスク容量を回復するための、最も初心者向けの方法です。
FinderでMacからOllamaをアンインストールする方法:時間がかかる場合あり
サードパーティーツールをインストールせずに手動で作業したい場合でも、Finderを使ってMacからOllamaを削除できます。ただし、この方法は時間がかかり、注意しないと隠しファイルが残ってしまう可能性があります。
手順は以下のとおりです。
- Appleアイコンをクリックし、「強制終了 > Ollama > 強制終了」を選択してOllamaを終了します。
- Finderで「アプリケーション」フォルダを開き、Ollamaを見つけてゴミ箱にドラッグします。
Finderで「移動」メニューを開き、「フォルダへ移動」を選択します。
以下のパスを1つずつ空欄にコピーして、「Return」キーを押します。
- ~/.ollama
- /usr/local/bin
- ~/Library/Application Support
- ~/Library/Caches
- ~/Library/HTTPStorages
- ~/Library/WebKit
- Ollamaに関連するファイルを探してゴミ箱に移動します。
- ゴミ箱を空にします。
追加情報:この方法は、関連ファイルの場所をすべて把握している場合にのみ有効です。BuhoCleanerのように隠しファイルを自動で検出する機能はないため、注意深く操作しないと一部のデータが残ってしまう可能性があります。
ターミナルでMacからOllamaをアンインストールする方法:複雑でリスクあり
上級者向けに、ターミナルを使ってMacからOllamaを削除する方法もあります。この方法は完全なコントロールを提供しますが、誤ったコマンドを入力すると重要なファイルが削除されたり、システムに損害を与えたりする可能性があるため、注意して使用する必要があります。
ターミナルを使ってMacからOllamaをアンインストールする方法は次のとおりです。
Spotlight検索を使ってターミナルを開きます。
次のコマンドを入力して「Return」キーを押し、Ollamaアプリ本体を削除します。
sudo rm -rf /Applications/Ollama.app
次に、以下のコマンドを実行してCLIツールを削除します。
sudo rm -f /usr/local/bin/ollama
モデルや設定データを以下のコマンドで削除します。
rm -rf ~/.ollama
次のコマンドで残っているファイルがないか確認します。
mdfind -name "ollama"
見つかった場合は削除します。
追加情報:この方法はコマンドラインに慣れている方向けです。ただし、ターミナルの使用に自信がない場合は、BuhoCleanerやFinderを使った方法のほうが安全です。
これらの3つの方法を使えば、MacからOllamaを完全にアンインストールできます。自分に合った方法を選んで実行してください。
FAQs(よくある質問)
- Ollamaをアンインストールするときに「Ollama is still running」というエラーが表示されるのはなぜですか?
このエラーは、Ollamaがバックグラウンドでまだ実行されている場合に表示されます。Macのメニューバーでアプリがアクティブか確認し、アクティブであればそこから終了させます。Ollamaに関連するすべてのプロセスを完全に閉じるには、アクティビティモニタを開き、Ollama関連のプロセスを検索して選択し、「終了」をクリックして停止させます。すべてのバックグラウンドプロセスを閉じたら、アンインストールを進めることができます。
- MacでOllamaのモデルを削除するにはどうすればよいですか?
不要なOllamaモデルの削除は簡単です。Finderを開き、「Shift + Command + G」を押して「フォルダへ移動」ウインドウを開き、「~/.ollama」を入力します。検索結果から不要なモデルを見つけて削除してください。
- OllamaはなぜMacでこんなに多くの容量を使うのですか?
Ollamaは大規模言語モデルをローカルに保存するため、数ギガバイトの容量を占めることがあります。これらのモデルは「~/.ollama」フォルダに保存され、削除しなければ時間とともに増えていきます。
- Ollamaをアンインストールした後、再インストールできますか?
はい。Ollamaは公式ウェブサイトから最新バージョンをダウンロードして、いつでも再インストールできます。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。