MacのSpotlight検索を無効化する方法|重くて邪魔なSpotlightを止めたい方へ
「Macが重い…」「ファンがずっと回ってる」「スリープ中もなぜか動いてる」
それは、もしかしたらSpotlight検索が原因かもしれません。
Spotlightは便利な機能ですが、バックグラウンドでインデックス作成を続けるため、CPUやバッテリーを激しく消費することもあります。特に古いMacやM1/M2チップ搭載機でも一部ユーザーにとっては 「暴走プロセス」 のように感じられることがあります。
そこで本記事では、以下のような悩みを抱えている方向けに、Spotlightを完全に無効化する方法を紹介します。
Spotlightとは?なぜ重くなるの?
Spotlightは、Mac内のファイル、フォルダ、メール、Web情報などを高速検索できるApple標準の検索機能です。しかし、その便利さの裏で、常にMac全体をスキャン・インデックス作成しており、それが高負荷の原因になることもあります。
以下に該当するなら、Spotlightが暴走している可能性があります。
- アクティビティモニタで「mds」「mds_stores」「Spotlight」がCPU上位を占めている
- 「エネルギーを著しく消費中」と表示される
- Macのファンが回りっぱなしになる
- スリープ中でもバッテリーが減る
MacでSpotlight検索を無効化する方法(完全停止)
MacのSpotlightが暴走した場合は、Spotlight検索を無効化することで問題を改善できます。
以下の手順で、Spotlight検索機能を完全にオフにすることができます。
- ターミナルを開く
「アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」からターミナルを起動します。
- 以下のコマンドを入力する
sudo mdutil -a -i off
パスワードの入力を求められたら、Macの管理者パスワードを入力してください。
このコマンドで、すべてのボリュームでSpotlightインデックス作成が停止します。
Spotlightを元に戻したいときは、以下のコマンドを実行します:
sudo mdutil -a -i on
MacでSpotlightを無効化するとどうなる?メリット&注意点
無効化のメリット
- Macの動作が軽くなる
- バッテリー持ちが改善される
- ファンの音が静かになる
- スリープ中も安心
注意点
- Finder検索(⌘ + Space)が使えなくなる
- Siriや一部アプリの機能に影響する可能性あり
- 再有効化にはターミナル操作が必要
補足:Spotlightインデックスを再構築したい場合
Spotlightが暴走している原因が「インデックスの破損」の場合、再構築することで改善することもあります。コマンドの利用に慣れないユーザはBuhoCleanerをおすすめします。BuhoCleanerはMac向けのメンテナンスソフトとして「Spotlightインデックスを再構築」機能を搭載しています。ただ1クリックだけでSpotlightインデックスを再構築することができます。
BuhoCleanerをMacにインストールして起動します。
- 「ツールキット」から「Spotlightのインデックスを再作成」を選択します。
- これで、インデックスを削除し、再作成を開始します。
よくある質問(FAQ)
Q1:Spotlightを無効にしても大丈夫ですか?
A:検索機能を使わない方なら問題ありません。ファイルを手動で管理している方にとっては快適になります。
Q2:一部のフォルダだけ無効にすることはできますか?
A:「システム環境設定 > Spotlight > プライバシー」から特定フォルダを除外できます
まとめ
Spotlightは便利な一方で、常に裏で働き続けるプロセスです。「Spotlight検索できない」「リソースを節約したい」という方にとっては、無効化するだけでMacが劇的に軽くなるケースもあります。
Spotlightを止めることで、バッテリー寿命が伸びたり、ファンの音が静かになったり、より快適な作業環境を手に入れられるかもしれません。ぜひ一度お試しください。
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Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。