MacでShiftキーの複数選択ができない原因と対処法|原因別に解決
<始める前に>
日頃に、Shiftキーの不調に限らず、「Macの動作が重い」「容量が足りない」と感じていることはあるのでしょうか。BuhoCleanerは、初心者でもすぐ利用可能のMac用クリーナーとして、不要ファイルのスキャン・削除に加えて、RAM解放・DNSキャッシュクリア・Spotlightのインデックス再作成・ディスク容量分析などの「メンテナンス」機能も搭載しています。ぜひお試しください。
- 「Finderでファイルをまとめて選びたいのに、Shiftを押しながらクリックしても選べない」
- 「Shiftを押しながらクリックしても、最初と最後の2つだけ選択されて、間のファイルが選べない」
- 「Windowsではできたのに、Macに変えてからおかしいと感じる」
こんな悩みを抱えている方は少なくないでしょう。結論から言うと、Finderのアイコン表示では、Shiftを押しながらクリックしても仕様として使えません。表示をリスト表示(⌘+2)やカラム表示に切り替えると、同じ操作で連続選択ができるようになります。
そして、その以外に、Windowsのエクスプローラーと仕組みが違うため、移行直後は故障と感じやすいこと、FinderやmacOSの不具合、キーボードの不具合、さらにキーボードのハードウェアの問題まで様々な原因があります。それぞれの解決策も違います。
そこでこの記事では、以下の内容を解説します。
- 複数選択ができない6つの原因
- 順番どおりに試すトラブルシューティング
この記事を読み終えると、「なぜ選べないのか」の理由がわかり、素早く問題を特定して、解決策が見つけられます。キーボードの故障か、ソフトの問題か、ハードウェアの問題か、それとも仕様なのか?修理に出す前に、まずは自宅で自己診断しましょう。
MacでShiftキーの複数選択ができない原因|6つのパターン
ここでは、まずはこの6つのパターンを一覧表までまとめまします。ぜひご自分の状況に応じて、原因と対処の方向性を確認してください。
| パターン | 発生場所 | 原因 | 対処の方向性 |
|---|---|---|---|
| 1 | Finderのアイコン表示・デスクトップ | macOSの仕様(Shiftの範囲選択が効かない) | リスト/カラム表示に切り替え、ドラッグ選択 |
| 2 | Finderのリスト・カラム表示 | Finderの一時的な不具合 | Finder再起動・Mac再起動 |
| 3 | 特定のアプリ・Webサイト | アプリ・サイト 側がShift選択未対応 | ⌘+クリック・ドラッグ・全選択 |
| 4 | Finder全体(どの表示でも) | Shiftキーそのものが反応しない | キーボードビューア・外付けキーボードで確認 |
| 5 | Finder全体(アップデート後など) | ドライバ・リマップ・干渉ソフト | 干渉ソフトの停止・macOSアップデート |
| 6 | Mac全体・キーボード全体 | キーボードハードウェアの問題 | 修理に出す |
原因1:Finderのアイコン表示ではShiftの範囲選択が機能しない
これは最も多いケースです。Finderのアイコン表示(およびデスクトップ)では、Shiftを押しながらクリックしもその範囲選択機能は動作しません。つまり、アイコン表示でShiftを押しながら最初と最後の2つのファイルをクリックしても、選ばれるのはクリックされた2つだけです。
これは故障ではありません。Appleの公式サポートページでも、アイコン表示では「クリックしたままドラッグして囲む」方法を推奨しています。
原因2:Finderの一時的な不具合とキーボードの問題
ファイルをリスト表示やカラム表示に切り替えると、Shiftキーを押しながらクリックして範囲選択が使えますが、Shiftキーは依然として効かないケースもあります。その場合は、Finderの一時的な不具合や、後述するキーボードの問題が考えられます。
原因3:アプリ・Webサイト側が複数選択に対応していない
アプリを利用したり、サイトを開いたりする時、Shiftキーで複数選択ができなくなります。たった特定のアプリだけに発生したことであれば、アプリ・Webサイト側がこの機能に対応してないと考えられます。例えば、
- WordやPagesなどの一部アプリ
- Googleドライブ・Dropboxなどブラウザ内のファイル一覧
- デザインツールや入力フォーム
- あるオンラインツールのサイト
この場合は、「⌘+クリック」を使いましょう。
原因4:Shiftキーそのものが反応していない
どのアプリ・サイトでもShiftキーが効かない場合、キーボード自体の問題を疑います。外付けキーボードの場合は接続不良、MacBook内蔵の場合はキーの故障や設定の問題が考えられます。
原因5:ドライバ・キーリマップ・リモート操作ソフトの干渉
Wacomタブレットのドライバ、Karabiner-Elementsなどのキーリマップアプリ、TeamViewerなどのリモート操作ソフトは、動作する時、キーボードの入力に介入します。これらがショートカットと競合して、Shiftキーの動きを変えてしまうケースがあります。
原因6:キーボード本体のハードウェア故障
すべての表示でShiftキーが反応しない、他のキーを押しても反応がない。そんな場合は、キーボード本体の故障を疑います。もし次のようなことも出てきたら、ハードウェア故障の可能性がさらに高くなります。
- 液体をこぼした、強い衝撃を与えたことがある
- 2015〜2019年のMacBookを持ち、「バタフライキーボード」を搭載している。しかも、ホコリやゴミが詰まっている
- 特定のキーだけ押し心地が違う、カチカチ鳴らない
以上は、MacのShiftキーで複数選択できない主な原因です。次では、問題のトラブルシューティングを解説します。ぜひ順番に従って試してみてください。
MacでShiftキーの複数選択ができない対処法|順番付き
1. Finderをリスト・カラム表示に切り替える - 最速の解決策
「今すぐファイルを複数選択したい」という場合は、表示方法の切り替えが最速です。
Finderで ⌘+2 を押すとリスト表示、⌘+3 を押すとカラム表示に変わります。どちらの表示でも、Shift+クリックで連続選択できます。元に戻すときは ⌘+1 でアイコン表示です。
アイコン表示のまま選びたい場合は「ドラッグで囲む」または⌘+Aを利用してください。
ドラッグで囲む:ファイルの近くの空白部分をクリックし、そのままマウス(トラックパッド)をドラッグして、選びたいファイルを矩形で囲み、選択します。
2. 特定のアプリ・Webサイトで選べない場合の対処法
Finder以外でShift+クリックが効かない場合は、「アプリ側の未対応」も原因の1つです。
たとえば、Wordで文章内の複数箇所を選びたい場合、Shift+クリックではなく「Shift+矢印キー」やドラッグを使います。ブラウザ上のGoogleドライブでは、左端のチェックボックスで選択します。
対処の基本は「アプリごとの操作に合わせる」ことです。その時、「⌘+クリック」を利用して、個別追加してください。または、⌘+Aを利用して一括選択しましょう。
それでも直らない場合 - 順番どおりのトラブルシューティング10ステップ
表示を切り替えても、どの場所でもShiftが効かない場合は、以下の順番で切り分けます。軽い対処から、重い対処へ順に試してください。
ステップ1:Finderを再起動する
Finderの一時的な不具合なら、これで直ります。
- メニューから強制終了をクリック
- 出てくるポップアップからFinderをクリックして「再度開く」をクリック
デスクトップが一瞬消えて再表示されます。再起動後にShift+クリックを使って複数選択を実行してください。もしできたら、Finderの不調が原因です。
ステップ2:Macを再起動する
Finderの再起動で直らない場合は、Mac本体を再起動して、ソフト起因のキーボード不調を解消します。Appleの公式ディスカッションでも「シャットダウン後に直った」という報告があります。
アップルメニュー →「再起動」を選択してください。
ステップ3:⌘+Shift+4でキーボードをテストする
以上の方法を利用して、それでも直らない場合は、キーボードそのものが正常か確認してください。
⌘+Shift+4 を押して、スクリーンショット機能がうまく動作すれば、Shiftキーも⌘キーも正常に機能します。撮れない場合は、キーボードか設定の問題です。
あわせて、文字入力で「〜」「?」「_」などShiftを押しながら出す記号が打てるかも確認しましょう。打てるならShiftキー自体は生きています。
ステップ4:キーボードビューアでShiftキーを確認する
「左右のShiftキーが反応していないか」を目で確認したい場合は、キーボードビューアを使います。
- メニューバーから入力法をクリック
- 「メニューバーにキーボードと絵文字ビューアを表示」をオン
- メニューバーの入力メニュー →「キーボードビューアを表示」
- Shiftキーを押すと、ビューア上でハイライトされるか確認
左のShiftだけ反応しない場合は、そのキーの故障が濃厚です。両方反応しない場合は、ソフト起因の可能性が高いです。
ステップ5:アクセシビリティ設定を確認する
Shiftキーが反応していない場合は、うっかりして、キーの入力に影響する「アクセシビリティ」の設定をオンになっている場合があります。次では、この設定をオフにする手順を解説します。例えば、スローキーがオンの間はキーを長押ししないと認識されません。
システム設定 → アクセシビリティ → キーボード → 「スローキー」がオフか確認してください。オフに切り替えてから、もう一度試してください。
ステップ6:Wacomドライバ・リマップ・リモート操作ソフトの干渉を確認する
タブレットのWacomドライバ、Karabiner-Elementsなどのキーリマップ、TeamViewerやAnyDeskなどのリモート操作ソフトは、キーボード入力を横取りすることがあります。実際に、キーリマップツールの設定が原因でShiftを含むキー入力が不調になった事例も報告されています。
一時的に該当ソフトを終了・無効化して、Shift+クリックが使えるか確認してください。
ステップ7:外付けキーボードに問題があるか確認
ソフト側の確認が終わったら、ハードウェアが原因か確認します。
- どうしても内蔵キーボードでダメ・外付けキーボードでOKの場合、 内蔵キーボードの故障か確認します。
- 外付けでもダメなら、ソフト起因の可能性が高いため、ステップ5・6へに戻ります。
Bluetoothの場合は、外付けキーボードをペアリングし直してバッテリー残量も確認してください。
ステップ8:macOSをアップデートする
「macOSアップデート後からShiftキーが使えなくなった」というケースもあります。この場合は、macOSの不具合を修正した更新版が配布されている可能性があります。
アップルメニュー →「システム設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から、最新版をインストールしてみてください。
ステップ9:セーフモードで起動してハードウェアを判断する
最後の切り分けが、セーフモードでの起動です。セーフモードは最小限のソフトだけを読み込むため、干渉ソフトの影響を排除でき、キーボードのハードウェアに問題があるかチェックできます。
- インテルMac:電源を切ってから電源をオンにします。電源オン直後にShiftキーを押し続けます。ログインウィンドウが表示されたらShiftキーを離します。
- Appleシリコン搭載Mac:電源を切り、電源ボタンを押し続けて「起動オプション」を表示。ディスクを選び、Shiftキーを押しながら「セーフモードで続ける」を選択します。
セーフモードで直るなら、常駐ソフトや起動項目が原因です。セーフモードでも直らない場合は、キーボードのハードウェア故障が濃厚です。Appleサポートへの相談や修理を検討してください。
ステップ10:キーボードの修理に出す
ステップ1〜9をすべて試しても直らない場合は、ハードウェアの修理が最終手段です。
- Appleサポート:Mac本体のキーボード不具合は、保証期間内なら無償修理の対象になることがあります。support.apple.comから申し込みましょう
- 修理業者:保証が切れている場合は、信頼できる修理店に相談してください
修理に出す前に、必ずTime Machineなどでバックアップを取っておきましょう。データを失わないための予防策です。
追加情報:ShiftとCommandの使い分け - ファイル選択時
「Shiftで複数選択できない場合、このキーの代わりに⌘を使えばいい」と思われる方もいるかもしれません。実は、Shiftキーと⌘キーでは選択の意味が違います。 次の比較表を参考にして、ファイル選択時のShiftとCommandの使い分けがわかります。
| 操作 | アイコン表示 | リスト表示 | カラム表示 | 選べる範囲 |
|---|---|---|---|---|
| Shift+クリック | 範囲選択できない(クリックした項目のみ) | 範囲選択できる | 範囲選択できる | 連続した項目 |
| ⌘+クリック | 個別に追加・解除 | 個別に追加・解除 | 個別に追加・解除 | ばらばらの項目 |
| ⌘+A | 全選択 | 全選択 | 全選択 | 表示中のすべて |
つまり、
- 連続したファイルを選びたい → Shift+クリック(リスト・カラム表示)
- 飛び飛びのファイルを選びたい → ⌘+クリック(どの表示でも)
- まとめて一気に選びたい → ⌘+A
この使い分けを覚えると、Finderでのファイル選択で困ることはほぼなくなります。
なお、Windowsのエクスプローラーでは、アイコン表示のままでもShift+クリックで範囲選択ができます。WindowsからMacに移行した人は、慣れないとMacが壊れた?と感じやすいですね。
これはアイコンの配置が原因だと思います。Windowsのアイコン表示は格子状の配置が基本ですが、「Finderではアイコンを自由な位置に配置できます。そして、アイコン表示に変換しても、並びが不規則で、「間のファイル」を確定できないこともあります。でも、リスト表示にすれば、Windowsと同じ感覚でShift+クリックが使えます。Macに移行した直後は、まずリスト表示で作業してください。
よくある質問(FAQ)
Q. Macで文字を複数選択するにはどうすればいいですか?
テキストの選択は、ドラッグが基本です。ダブルクリックで単語、トリプルクリックで段落を選択できます。選択範囲を伸ばすには、Shiftを押しながら矢印キーを押します。離れた複数箇所を同時に選ぶ場合は、Wordなど対応アプリで⌘キーを押しながら選択を追加してください。
Q. Macでセルを複数選択するにはどうすればいいですか?
ExcelやNumbersなどのスプレッドシートでは、ドラッグで連続したセルを選択できます。範囲をまとめて選ぶならShift+クリック、離れたセルを選ぶなら⌘+クリックです。Shiftを押しながら矢印キーで選択範囲を伸ばすこともできます。
Q. デスクトップで複数選択できません。どうすればいいですか?
デスクトップはアイコン表示の扱いなので、Shiftの範囲選択は使えません。ドラッグで囲んで選択するか、⌘+クリックで1つずつ追加してください。全選択は⌘+Aです。
Q. 左のShiftだけ反応しません。故障ですか?
左のShiftだけ反応しない場合は、そのキーの故障や接触不良の可能性が高いです。キーボードビューア(ステップ4)で確認し、外付けキーボードでも同じ症状が出るか試してください。内蔵キーボードだけの問題なら修理が必要です。
Q. MacのShiftキーはどこにありますか?
Shiftキーは、キーボードの下から2段目にあります。左ShiftはCaps Lock(⇪)キーの下、右ShiftはReturn(Enter)キーの下です。スペースバーのすぐ上の段で、キーには「⇧」と表記されています。
Q. MacでShift+Option+4を押すとどうなる?
Shift+Option+4は、キーボードレイアウトや入力ソースによっては記号が入力されるだけで、特別な動作は起きません。スクリーンショットを撮るためのショートカットは、⌘+Shift+4です。
まとめ
以上は、MacでShiftキーの複数選択ができない原因と対処法です。ぜひご自分の状況とニーズに応じて、原因を特定して、問題を解決しましょう。
そして、日頃からMacの調子を整えて、様々な不調をできるだけ抑えたいなら、不要ファイルの削除やメンテナンスできるソフト - BuhoCleanerを 導入しておくことをお勧めします。
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