MacBook/ iMacがリンゴマークから進まない時の原因と対策|徹底解説
本文では、MacBook・iMacのプログレスバーが最後まで進まない不具合を解決する8つの対処法をご紹介します。
最初のリンゴマークからなかなか先に進まないのですが、対処方法はありませんか?保存しているデータを外付けハードディスクに移したいのですが、困ってます。
以上のように、Macがリンゴマークから進まず起動しなくなってしまいました。『Yahoo!知恵袋』や『Appleコミュニティ』で調べてみると、MacBook・iMacの起動プログレスバーが半分過ぎたあたりで止まって進まない事例がたくさんあります。どうやって対処できますか?
ここでは、MacBook Air / iMacがリンゴマークから進まない時の原因と解決策をご紹介します。
Part 1. MacBook Air / iMacがリンゴマークから進まない時の原因
MacBook・iMacの起動中に、アップルロゴや起動バーが表示されると、最後まで進みません。そんな時に考えられる原因は主に3つあります。
原因① - ソフトウェアの不具合:
macOSのシステムエラーや、起動時に読み込まれるソフトウェアの問題が考えられます。特に、特定のバージョンは一時的な不具合が発生すると、Macの起動時にバーが進まないのでご確認してください。
原因② - ハードウェアの故障:
ハードディスクやSSDの故障、メモリの問題などが考えられます。それに、お使いのMacが落ちたり、水没で起動できなくなりました。そんな時は、無理に起動を試みると、状態が悪化する可能性があります。
原因③ - 周辺機器の影響:
外付けのストレージや周辺機器が原因で起動に失敗している可能性もあります。特に、マウス、キーボードなどのI/Oデバイスに問題があると、Macの起動に影響を与えてしまいます。Mac自身のトラックパッドを利用してください。
Part 2. MacBook Air / iMacがリンゴマークから進まない時の対策
MacBook Pro、MacBook Air、またはiMacが起動時にAppleロゴで止まって進まない場合、強制再起動を試す、セーフモードで起動する、NVRAM/PRAMをリセットする、SMCをリセットする、Apple Diagnosticsを実行する、macOS復旧モードを使う、外部デバイスを取り外すなどが考えられます。それでも解決しない場合は、OSの再インストールや、専門業者への相談も検討する必要があります。
詳細な対処法:
対策①: Macを強制的に再起動する
MacBook Pro、MacBook Air、またはiMacがリンゴマークから進まない場合は、一般的には強制的に再起動することを試します。
MacBook Pro、MacBook Airキーボードの右上のある電源ボタンを長押し(10秒以上)続けて強制的に再起動することができます。その後、もう一度電源ボタンを押すと、Macが再起動します。対策②: セーフモードで起動する
Macのセーフモードとは、Macを起動する際に、必要最低限の機能のみで起動するモードのことです。これにより、不要なソフトウェアや拡張機能を読み込まずに起動できるため、Macのストレージの問題やシステムの問題を改善するのに役立ちます。
お使いのMacbook Pro、Macbook Air、またはiMacがAppleロゴで進まない場合は、Macをセーフモードで起動すると問題を解決することができます。
以下の手順に従って、MacBook・iMac(Appleシリコン)をセーフモードで起動します。
- ステップ 1: 電源ボタンを押して、Mac の電源を切ります。
- ステップ2:Macの電源ボタンを押し、起動音が聞こえたらShiftキーを押し続けます。
- ステップ3:しばらくして、Macがセーフモードで起動できるようになります。
- ステップ3:しばらく待つと、Macがセーフモードで起動できるようになります。
画像付きで解説はこちらの記事をご参照ください。
対策③: PRAM/NVRAMをリセット
MacBook・iMacの PRAM (NVRAM) をリセットするには、Mac の電源を切って、電源ボタンを押してすぐに「option + command + P + R」キーを同時に長押しします。20秒ほど押し続けるか、起動音が2回鳴ったらキーを離し、Mac が通常通り起動すれば完了です。
MacのPRAM/NVRAMは、音量、ディスプレイの解像度や輝度、起動ディスクの選択、時刻設定などの情報を保存しています。
PRAM/NVRAMをリセットすると、Macがリンゴマークから進まない不具合を解決することができます。
対策④: SMCをリセット
MacのSMCは、電源、バッテリー、ファン、バックライトなど、Macの低レベルな機能を管理しています。 SMCをリセットすると、システム管理コントローラ (SMC) により問題を解決するのに役立ちます。
MacBook・iMacでSMCをリセットする手順は:
- ステップ1: Macの電源を切ります。切れない場合は、電源ボタンで強制終了してください。
- ステップ2: 「Shift + Option + Control」キーを7秒間押したまま、電源を入れます。
- ステップ3: その後、電源ボタンと3つのキーを同時に10秒間押し続けます。
- ステップ4: すべてのキーと電源のボタンから指を放します。数秒待ってから電源ボタンを押して起動します。
参考記事:MacのPRAM、NVRAM、SMCをリセットする方法
対策⑤: First Aidで起動ディスクを修復
First Aidで起動ディスクを修復するのは、まずmacOS復旧モードで起動し、ディスクユーティリティを起動します。次に、修復したい起動ディスクを選択し、First Aidを実行します。
お使いのMacBook・iMacの起動中に、アップルロゴや起動バーが表示された場合は、First Aidで起動ディスクを修復することもおすすめします。
First Aidで起動ディスクを修復する詳細な手順:
ステップ1: macOS復旧モードで起動:
- Appleシリコン搭載のMacの場合: 電源ボタンを長押しし、「オプション」>「続ける」を選択します。
- Intelプロセッサ搭載のMacの場合: 電源ボタンを押した後、Command + Rキーを押し続けます。
ステップ2: ディスクユーティリティを起動:
- macOS復旧ユーティリティの画面で、「ディスクユーティリティ」を選択し、「続ける」をクリックします。
ステップ3: 起動ディスクを選択:
- ディスクユーティリティのサイドバーで、修復したい起動ディスクを選択します。(通常は「Macintosh HD」)
ステップ4: First Aidを実行:
上のツールバーの「First Aid」ボタンをクリックします。
- ポップアップで表示される「“ディスク名”でFirst Aidを実行しますか?」の確認画面で、「実行」をクリックします。
ステップ5: 修復結果を確認:
- First Aidが完了すると、結果が表示されます。エラーが表示された場合は、指示に従って対処してください。
ステップ6: Macを再起動:
- もし、問題がなければ、左上のアップルメニューから「再起動」を選択し、通常通り起動します。
対策⑥:Apple Diagnosticsを実行
Apple Diagnosticsとは、主にMacのハードウェアに問題がないか診断する機能のことです。Macの起動中に、アップルロゴや起動バーが表示されたら、Apple Diagnosticsを実行して問題を検出します。もちろん、Apple Diagnosticsで検出されない問題も存在します。診断結果に基づいて、Apple Supportに相談することをおすすめします。
Apple Diagnosticsを実行する手順
ステップ1:Macをシステム終了します。
ステップ2:AC電源への接続以外、すべての外付けのデバイスをすべて取り外します。
ステップ3:Mac の電源ボタンを長押し、起動オプションが読み込まれます。「オプション」と表示されたら、電源ボタンから指を放します。
- ステップ4:キーボードの「command + D」キーを長押しします。言語、ネットワークの設定を求められる場合があります。指示に従って行うと、Apple Diagnosticsの診断を開始します。
- ステップ5:しばらくすると、Apple Diagnostics の診断結果が表示されます。診断結果によって対処してください。
対策⑦:macOSを再インストール
もし、お使いのMacを長く使ったら、システムが古すぎます。起動エラーがよく起きます。お使いのMacBook Pro、MacBook Airがリンゴマークから進まないと感じた時、macOSを再インストールすることで問題を解決することができます。
macOSを再インストールすると、Macのすべてのデータが消去されますので、事前にバックアップしておいてください。
こちらの記事では、macOSを再インストールする手順を詳しくご紹介しました。ご覧ください。
対策⑧:Appleサポート/修理店へ相談
以上のすべての対策を試しても問題が解決しない場合は、最後の手段として、Appleサポート/修理店へ相談してください。
Part 3. MacBookのディスクをきれいに保つ小技
ご周知の通り、Macは5年、10年と長く使い続けられる信頼性の高いパソコンです。
しかし、長年使用しているうちに、キャッシュファイルやログファイル、ジャンクファイル、アプリの残留データなどが蓄積され、パフォーマンスに悪影響を与えることがあります。
一部のユーザーは、自力で不要ファイルを探して削除することでストレージを軽くしようとしますが、「完全に削除しきれない」「重要なシステムファイルを誤って削除してしまう可能性がある」といったリスクが伴います。
そこで私が長年愛用していて、MacBookのディスクをきれいに保つことができるのが 「BuhoCleaner」 です。
BuhoCleanerのおすすめポイント
- Mac内部を徹底的にスキャンし、不要なキャッシュ・ログ・ジャンクファイルを正確に検出
- 削除する項目を自由に選べるので、システムに必要なファイルを誤って消す心配なし
- アンインストールしたアプリの残留ファイルも検出・削除できる
- 操作が簡単で、初心者でも安心して使える直感的なUI
- ワンクリックでMacを軽くでき、動作速度が体感レベルで向上
Mac内のジャンクファイルがたくさん蓄積されると、Macの動作も遅くなってしまった場合は、ぜひ一度BuhoCleanerを試してみてください。
ステップ1:BuhoCleanerをMacにインストールします。
終わりに
Macの起動中、リンゴマークから進まないなら、多分一時的な不具合の原因です。一般的には、再起動すれば問題を解決できます。しかし、強制再起動しても問題が解決しないときは、他の対処法を試してください。また、お使いのMacをいつも綺麗に保つために、専門のMacクリーナーアプリBuhoCleanerがおすすめです。定期的にMacのディスクをクリーンアップして、Macの寿命も延長させます。
10年以上に渡ってWebサイト制作やMac / iOS向けのアプリケーションを開発してきた経験を持ち、その経験を活かしてiPhoneおよびMacに関する設定方法やトラブルシューティング、活用事例などの様々な記事を執筆。一般ユーザーにも分かりやすい言葉で書かれたそれらの記事は、多くの読者から好評を得ており、その読者数は現在では数百万人に達する。