Macbook Pro/Airを初期化する4つの手順【2023】
こちらの記事では、MacBook Pro/Airを初期化する必要がある理由と、データを失うことなく工場出荷時の設定に戻す方法について解説します。
MacBook を使用している間、様々な問題に直面することがあります。これらの問題の中には、再起動したり、SMCやPRAMをリセットすることで簡単に解決できるものもありますが、解決が難しいこともあります。その場合、MacBookを初期化する必要があるかもしれません。
「MacBookを初期化したい」、しかしその方法が分からないという方は、こちらの記事をお読みください。その詳しい手順を説明します。
それでは、早速見てみましょう。
MacBookのリセットが必要な理由
まず初めに、MacBookを初期化する必要があるかどうかをご確認してください。ここでは、MacBook初期化の実行を検討した方が良い可能性のあるいくつかの状況を紹介します。
- お使いのMacの動作がおかしい。
- macOSのアップデートに問題がある。
- Mac のパフォーマンスが低下している。
- 古いデータを大量に消去したい。
- MacBookを売却、下取り、または譲渡する場合。
MacBookを初期化する方法
お使いのMacBookの初期化をする必要がある理由がわかったところで、その方法について見てみましょう。
MacBookを工場出荷時の状態に初期化する作業は、それほど難しいことではありません。主な手順は、「Macのバックアップ」、「アプリからのログアウト」、「すべてのデータの削除」、「macOSの再インストール」などです。
これらの手順をより詳しく見ていきましょう。
手順1. MacBookをバックアップする
基本的に、MacBookを初期化するとMacの全てのデータが消去されます。大切なデータが失われてしまうほどストレスの貯まることはありません。初期化の手順を実行する前に、Macを必ずバックアップしておくことをお勧めします。
Macのバックアップといえば、Macに内蔵されているバックアップツールであるTime Machineを使用するのが一般的です。最初のバックアップを作成するには、外付けドライブをMacに接続し、Time Machineを起動して、挿入したドライブを選択してバックアップファイルを保存します。外付けドライブにファイルがある場合は、初めに工場出荷時の状態を確認するよう求められることがあります。詳細は「Macをバックアップする3つの方法」をご参照ください。
一つ注意して頂きたいのは、Macの最初のバックアップには時間がとてもかかることです。最高のMacクリーニングソフトの1つであるBuhoCleanerで不要なファイルやアプリケーションを削除し、バックアップファイルのサイズとバックアップ時間を短縮することを強くお勧めします。数回のクリックでお使いのMacを簡単にクリーンアップすることができます。下のボタンをクリックして、今すぐぜひお試しください。
手順2. アプリからのサインアウト
iTunes、iCloud、iMessageなど、使用中のアプリからサインアウトしておく必要があります。
iTunesの認証解除方法
- iTunesを起動します。
- 「アカウント」> 「認証」 > 「このコンピュータの認証を解除」をクリックします。
- Apple IDとパスワードを入力し、「認証を解除」ボタンをクリックします。
iCloudからサインアウトする方法
macOS Catalina 以降の場合
- 「アップルメニュー 」>「 システム設定 」>「Apple ID」をクリックします。
- Apple IDウインドウで、「サインアウト」ボタンをクリックし、操作を確認します。
macOS Mojave、又はそれ以前のバージョン
「アップルメニュー」>「システム環境設定」>「iCloud」>「サインアウト」をクリック。
iMessageからサインアウトする方法
- iMessageアプリを開く。
- iMessage メニューをクリックし、「環境設定」を選択します。
- iMessageをクリックし、「サインアウト」をクリックします。
手順3. MacBookを消去する
サインインしているすべてのアプリからサインアウトしたら、初期化のステップを実行します。
必要なツールは「ディスクユーティリティ」です。以下がその詳しい手順です。
- MacBookをmacOSリカバリーモードで起動する⇒Macを起動中に「Command-R」キーを押し、Appleロゴなどの画像が表示されたら離します。
- 管理者パスワードが要求されるので、入力します。
- macOS ユーティリティウインドウから、ディスクユーティリティを選択し、「続行」ボタンをクリックします。
-
「ディスクユーティリティ」のサイドバーから「Macintosh HD」を選択し、ツールバーの「消去」ボタンをクリックします。
-
新しいウインドウの「消去」ボタンをクリックします(ボリュームグループの消去ボタンが表示されている場合は、代わりにそのボタンをクリックします)。
-
Apple IDの入力を求められたら、入力します 。
-
サイドバーで他の内部ボリュームを選択し、ツールバーの削除(-)ボタンをクリックします 。
-
ディスクユーティリティのウインドウを閉じます。
手順4:macOSを再インストールする
さて、いよいよ最後のステップ、macOSの再インストールです。
ここで必要なことは以下の通りです。
- macOSユーティリティのウインドウで、macOSの再インストールを選択し、「続行」ボタンをクリックします。
- 同意書に同意し、起動ディスクを選択し、インストールボタンをクリックします。
- インストールが完了したら、必要に応じてMacBookをセットアップします。
追加情報:MacBookにバックアップを復元する方法
バックアップをMacBookに復元する必要がある場合は、以下の手順で行います。
- バックアップファイルが保存されているドライブを MacBook にリンクします。
- Spotlight経由で移行アシスタントを起動します。
- 画面の指示に従ってTime Machineから情報を転送し、「続行」ボタンをクリックします。
- 復元したいバックアップを選択し、「続ける」をクリックします。復元作業が完了したら、MacBookを使用する準備が整います。
最後に
以上がデータを失わずにMacBookの初期化をする方法です。工場出荷時の状態のMacBookに初期化する準備はできたでしょうか。これらの作業を行う前に、お使いのMacをバックアップすることを絶対に忘れないでください。
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