Macから外付けSSDへデータ移行する方法は2つ!できない原因と対処法も解説
Macのストレージがいっぱいになってきた時、外付けSSDにデータを移行するのは非常に有効な手段です。特に動画・写真・Time Machineのバックアップなど、大容量ファイルの保存先としてSSDは人気です。
本記事では、Macのデータを外付けSSDに移行して保存する方法を2つご紹介します。それに、Macから外付けSSDへデータを移行できない時の原因と対処法も解説します。
Macから外付けSSDへデータを移行する方法
外付けSSDをMacに接続して、以下の手順でデータを移行しましょう。
方法①:FinderでMacのデータを外付けSSDへ移行する
- Finderを開き、外付けSSDを選択して開きます。
- 新規Finderウインドウを開きます。
- 移行したいフォルダやファイルを選択して、SSDにドラッグ&ドロップでコピーを完了します。
- 最後は、外付けSSDを安全に取り外します。
方法②:Time Machineとして外付けSSDに保存する
Macを機種変更したり、復旧作業したりする時は、システム設定やファイル全体のTime Machineバックアップを作って、外付けSSDに保存するのは便利です。
- 「システム設定」>「一般」>「Time Machine」を開きます。
- 「バックアップディスクを追加」をクリックして、バックアップディスクとしてSSDを選択します。
- 自動でバックアップが始まります。
Macから外付けSSDへデータ移行できない原因と対処法
① 主な原因 - フォーマット形式
外付けSSDがWindows用のNTFS形式になっていると、Macでは読み取り専用になり、書き込みができません。こんな時は、外付けSSDを初期化して、Macで使用できるフォーマット形式に変換します。あるいは、NTFSツールを利用して、外付けSSDへの書き込みが有効になります。
対処法1. 外付けSSDをフォーマットする
Macで外付けSSDを消去する操作を行うと、すべてのデータが消去されます。それに、もし、このSSDをWindowsで使いたい場合は、Windowsで再度フォーマット(リセット)する必要があります。事前に重要なデータをバックアップするか、対処法2のことを参照するかしてください。
- Macで「ディスクユーティリティ」を起動します。
- 対象の外付けSSDを選択し、上の「消去」アイコンをクリックします。
- フォーマット形式を「APFS」または「exFAT」に設定し、再フォーマットしてください。
これで、Macのデータを外付けSSDへ自由に移行することができます。
対処法2. NTFSツールで外付けSSDへの書き込みが有効になる
NTFSツール - BuhoNTFSを使えば、SSDのデータを消去しないで、外付けSSDへの書き込みができるようになります。
なぜBuhoNTFSがおすすめなのか?
筆者は他のNTFSツールをインストールして起動する時、カーネルのインストールとMacの再起動が求められています。しかし、Macにカーネル(内核)をインストールして再起動すると、知らないうちに、Macの安全性を低下させます。
BuhoNTFSは内核変更・再起動不要で、安全に外付けSSDをマウントして書き込みできるようになります。
SSDをMacに挿入、「書き込み有効化」ボタンをクリックするだけで操作は完了です。それに、SSDのデータは消去しません。このSSDをWindowsに接続すると、データを自由に転送することができます。二度とフォーマットする必要はありません。
それでは、BuhoNTFSをダウンロードして体験しましょう。
② 物理的な接続トラブル
Macと外付けSSDを正しく接続しない場合は、データの移行はできません。そんな時は、物理的な接続トラブルである可能性が高いです。
- ケーブルが断線している
- USB-Cポートが汚れている、または接触不良
- ハブ経由で正しく接続されていない
対処法:
別のポート・ケーブル・Macで試してみましょう。
③ macOSのアクセス権設定ミス
macOSの「ファイルとフォルダ」アクセス許可がオフになっていると、SSDにアクセスできないことがあります。どんな操作を行ってもMacのデータはSSDにコピーできません。
対処法:
「システム設定」>「セキュリティとプライバシー」へアプリに対し、アクセス許可をONにします。
④ SSDそのものの故障
長年使ったSSDは寿命により故障している可能性もあります。別のMacやWindowsに接続して確認してみましょう。
SSDとは?HDDとの違い
SSD(ソリッドステートドライブ)は、フラッシュメモリを使ってデータを保存するストレージです。従来のHDD(ハードディスクドライブ)と比べて、次のようなメリットがあります:
- 高速な読み書き(Macの起動やファイル転送が圧倒的に速い)
- 衝撃に強い(可動部品がないため)
- コンパクトで静音(ノート型Macや外付けドライブに最適)
まとめ
Macから外付けSSDへのデータ移行は、基本的にはドラッグ&ドロップで完了しますが、フォーマット形式や接続不良、権限設定などのトラブルに注意が必要です。
Macから外付けSSDへのデータ移行ができない場合は、この記事の対処法を参考にすれば、スムーズに解決できるはずです。
都内の某大手IT企業に勤務し、大学時代にOSのファイルシステムに興味を持ち始めて以来、OSのリソース管理に最適なソフトウェアを探求し続けている。 Dr.Buhoと出会い、その素晴らしさに魅了されて、3年前からユーザー向けに製品レビューやファイルシステムの活用方法に関する情報を発信中。