Macのメモリ使用量を確認・減らす方法
こちらの記事では、「Macのメモリとは何か」、「Macのメモリ容量(使用量)を確認する方法」、「Macの動作を速くするためにメモリを解放する方法」をご紹介します。
メモリはお使いのMacにとって必要不可欠なものです。メモリ容量が不足すると、コンピュータの動作が遅くなったり、ページが反応しなくなったりすることがあります。それでは、「メモリとは何か」、「Macのメモリ使用量を確認する方法」、「メモリを減らする9つの簡単なステップ」をご紹介します。
メモリとは?
メモリとはランダムアクセスメモリーのことで、進行中のタスクやプロセスのためのストレージを提供します。Macのパフォーマンスを左右する最も重要なコンポーネントの1つです。メモリの容量が少なければ少ないほど、Macの動作は重くなります。
Macの内蔵ストレージと同様、メモリの単位はGBです。しかし、両者の違いはメモリの方が読み込みが速いことです。
Macには通常、8GBと16GBのメモリが搭載されています。3Dデザインソフト、ビデオ編集ソフト、グラフィックデザインソフト、大作ゲームなど、効果的に動作させるために多くのメモリを必要とするアプリケーションもあります。しかし、通常の環境では8GBのメモリで十分です。
Macのメモリ使用量を確認する方法
実行するプログラムが多ければ多いほど、多くのメモリ容量を占めます。どのアプリがメモリを占有しているのか、どのくらいのメモリ容量が使われているのかを確認したい場合は、アクティビティモニタを使って、メモリの使用状況を素早く確認することが可能です。以下にその方法をご紹介します。
- メニューバーの拡大鏡のアイコンをクリックしてSpotlightを開く。
- spotlightからActivity Monitorを開く。
- 「メモリ」タブをクリックすると、進行中のプロセスと各プロセスの占有率の一覧が表示される。
リストの下には、メモリ使用量の概要を示す小さなグラフィックが表示されます:
メモリプレッシャー:メモリリソースの利用可能性を示しています。緑色はメモリリソースが利用可能であることを意味しています。
物理メモリ:お使いのMacのメモリ容量です。
使用済みメモリ:使用されているメモリ。全てのアプリケーションとmacOSのプロセスが使用するメモリ。
アプリケーションメモリ:アプリケーションとそのプロセスが使用するメモリ。
確保されているメモリ:圧縮や起動ドライブへのページアウトが出来ないメモリー。
圧縮 :他のプロセスにより多くのメモリを提供するために圧縮されたメモリ。
キャッシュされたファイル:アプリケーションが最近使用したが、他のアプリケーションが使用出来るようになったメモリ。
スワップ使用領域:macOSメモリで使用されているメモリ。
Macのメモリ使用量を減らす方法
それでは、メモリの使用量がわかったところで、次にやるべきことはメモリを綺麗にすることです。このセクションでは、メモリ使用量を減らすための方法を8つご紹介します。では、見て行きましょう。
Macを再起動する
メモリを解放する最も簡単な方法は、Macを再起動することです。メモリは一時的なメモリなので、Macを再起動するとメモリに保存されている全ての一時ファイルが消去されます。
BuhoCleanerでメモリを解放する
メモリの使用量を減らす最も簡単な方法は、BuhoCleanerを使用することです。 ワンクリックでメモリを解放できます。
- MacにBuhocleanerをダウンロードしてインストールする。
- それを起動し、サイドバーの「ツールキット」をクリックする。
- 「RAMを解放」を選択し、「スタート」ボタンをクリックすると、メモリが自動的に解放される。
ターミナルでメモリを解放する
Macを再起動すると、メモリを解放することが出来ますが、Macでの作業が全て終了してしまいます。このような場合は、ターミナルを使ってメモリを解放することが可能です。
- メニューバーの拡大鏡のアイコンをクリックしてSpotlightを開く。
- 「sudo purge」というコマンドを入力して実行する。
- 管理者パスワードを入力し、再度、キーボードのReturnボタンを押します。その後、メモリが消去される。
デスクトップを整理する
macOSでは、全てのアイコンがアクティブなウインドウとして扱われることをご存じでしょうか。デスクトップ上のアイコンが多ければ多いほど、メモリを圧迫します。もしも文書、写真、スクリーンショットなどがデスクトップに多く保存されているなら、それらを綺麗に整理することをお勧めします。
サードパーティー製のアプリケーションを利用する必要はありません。Appleに内蔵されているツールで十分です。デスクトップを右クリックして、「スタックを使用」を選択するだけで大丈夫です。このツールがファイルを分類して、綺麗に積み上げてくれます。
ログイン項目を無効にする
メモリ使用量を減らすもう一つの方法は、ログインアイテムを無効にすることです。ログインアイテムとは、Macにログインしたときに自動的に起動するプログラムのことです。その中には、あなたにとって全く良くないものも含まれています。そのため、Macの起動時にそれらを実行しないようにする必要があります。以下がその方法です。
- 「アップルアイコン⇒システム設定⇒一般⇒ログイン項目」をクリックする。
- 削除したいアプリをハイライトし、リストの下にある「マイナス(―)」ボタンをクリックする。
また、無料のスタートアッププログラムマネージャーの「BuhoCleaner」を利用すれば、アプリやスタートアップサービスを素早く無効化・有効化することが出来ます。ここでは、それを使ってスタートアッププログラムを無効にする方法をご紹介します。
- BuhoCleanerをダウンロードし、Macにインストールする。
- BuhoCleanerを起動し、「スタートアップ項目」タブをクリックする。
- 「スキャン」ボタンをクリックし、停止したいアプリのステータスを「無効」に変更する。
Finderウインドウの数を減らす
Macを日常的に使用していると、多くのFinderウインドウを開いていることがあります。使わなくなったウインドウを閉じるのを忘れてしまい、メモリを圧迫し続ける可能性があります。
このウインドウは直接閉じるか、画面上記のFinderメニューの「ウインドウ」⇒「すべてのウインドウを統合」をクリックして統合することが出来ます。
使わないブラウザのタブを閉じる
ブラウザのタブがメモリ容量を消費するのは周知の事実です。ブラウザでいくつものタブが開いていると、メモリが圧迫され、Macの動作が重くなったり、反応しなくなったりすることがあります。
ストレージスペースの確保
ディスクの容量がいっぱいになると、Macはキャッシュファイルを保存するためにメモリを占有してしまう可能性が高いことをご存じでしょうか。これを避けるためには、ストレージの空き容量が無くなる前に掃除をし始めた方が良いでしょう。ストレージスペースを確保する方法は沢山あります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください⇒Macでディスクスペースを空ける方法。
ボーナスチップ: BuhoCleanerメニューによるRAM使用量の管理
メモリが少なくなってからクリーニングを始めるのは賢明ではありません。BuhoCleanerのメニューを使って、メモリの使用状況をリアルタイムで監視することが出来ます。このツールはBuhoCleanerに組み込まれており、RAMメモリを簡単に管理することが出来ます。
RAMモジュールでは、メモリの総量(括弧内の値)と、使用されているメモリ容量(ハイライトされ、変化する値)が表示されます。RAMがほとんど満杯だと分かったら、稲妻ボタンをクリックすれば、一瞬でメモリを解放できます。
それだけでなく、BuhoCleanerのメニューでは、残りの空きストレージ量を確認することが出来ます。また、ストレージバーの横にあるゴミ箱アイコンをクリックすれば、すぐにBuhoCleanerのフラッシュクリーンのページに戻って、ストレージスペースを消去することが出来ます。
最後に
以上、Macでメモリを解放し、メモリ容量を減らする方法を9つご紹介しました。実際には、リソースを浪費するプロセスの削除、Chromeのタスクマネージャーの改善、ブラウザの拡張機能の最適化など、他にも試してみたい方法が多くあります。ぜひ、様々な方法を試してみてください。