【初心者向けの解説】MacにWindowsをインストールする方法
MacにWindowsをインストールすることは可能でしょうか。こちらの記事は、そのような疑問をお持ちの方に最適な場所です。記事の中で、その手順を1つずつ丁寧に解説していきます。
WindowsもmacOSもよく使われるオペレーティングシステムです。何らかの理由でWindowsを使う必要があるが、Macしか持っていない場合は、MacにWindowsをインストールすることが可能かどうか疑問に思うかもしれません。
MacにWindowsをインストールすることは可能です。しかし、どのように行えばよいのでしょうか。その詳しい手順を紹介します。
始める前の準備
まずは、MacへのWindowsインストールを始める前に必要な準備を紹介します。
- 十分なストレージ容量を確保する
まず最初にすべきことは、Windows用に十分なストレージ容量を確保することです。少なくとも64GBのストレージを確保することをお勧めしますが、Windowsの自動アップデートがかなりの容量を必要とすることを考えると、ストレージ容量が大いに越したことはありません。
関連記事:Mac/Macbookのストレージ容量を確認する方法
Macを素早くかつ効率的にクリーンアップしたいのであれば、BuhoCleanerを試してみる価値があります。数回のクリックだけで、Macをクリーンアップし、最適化できるツールです。無駄なシステムファイル、および無駄な古いダウンロードファイルやアプリケーションのクリーンアップまで、BuhoCleanerはすべてをカバーしています。こちらのボタンをクリックして今すぐ試してみましょう。
- Macのバックアップ
Mac OSをインストールするにしてもダウングレードするにしても、データを失うリスクを避けるために、Macのバックアップを事前に作成しておくことをお勧めします。
Time MachineはMacをバックアップするための公式に推奨されている方法です。バックアップしたいファイルの少なくとも2倍のサイズの外付けドライブが必要です。
- Mac内蔵のチップを確認する
システム要件を確認することも重要です。Boot Campアシスタントを使うべきか、仮想マシンツールを使ってMacにWindowsをインストールすべきか、それによって決まります。
Appleメニューをクリックし、「このMacについて」を選択します。
- USB外付けドライブの準備
お使いのMacがIntelベースで以下のモデルでない場合は、WindowsブータブルUSBを作成するために16GB以上の外付けドライブが必要です。
- MacBook (2015 年以降に発売されたモデル)
- MacBook Air (2017 年以降に発売されたモデル)3
- MacBook Pro (2015 年以降に発売されたモデル)3
- iMac (2015 年以降に発売されたモデル)
- iMac Pro (全モデル)
- Mac Pro (2013 年後期以降に発売されたモデル)
関連記事:Macで外付けハードドライブ(HDD)をフォーマットする方法
Boot Campアシスタントを使ってMacにWindowsをインストールする方法
Boot Campアシスタントは、すべてのMacに内蔵されているツールで、IntelベースのMacにMicrosoft Windowsをインストールするのに役立ちます。このプログラムの最大の特徴は、完全に無料で使えることです。ただし、Apple Silicon内蔵のMacには対応していないのでご注意ください。
お使いのMacがIntelベースであることが確認できたら、以下の手順に従って、Windowsをインストールしてみましょう。
ステップ1:Windowsディスクイメージをダウンロードする
- 「Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード」にアクセスする。
- エディションで「Windows 10 (multi-edition ISO)」を選び、「確認」をクリックする。
- 製品の言語を選択し、「確認」をクリックする。
- 「64-bit Download」をクリックし、ダウンロードが完了するまで待つ。
ステップ2:Windows用ブータブルUSBドライブを作成する
USBフラッシュドライブをMacに接続する。
SpotlightまたはFinderからBoot Campアシスタントを開く。
「続ける」をクリックする。
タスクを選択し、「続ける」をクリックする。
Windows ISOイメージと接続したUSBドライブを選択し、「続ける」をクリックする。
注意事項この作業を行うと、USBドライブはフォーマットされ、USBドライブの中のデータはすべて失われます。事前にファイルのバックアップをお忘れなく。画面指示が表示されたら、管理者パスワードを入力し、「OK」をクリックする。
Boot Campアシスタントが選択したドライブを自動的にフォーマットする。
フォーマットが完了したら、ディバイダ―(区切り線)をドラッグしてWindows用のパーティションを作成する。
インストールをクリックする。
ステップ3:Windowsをインストールする
パーティション操作が完了すると、Macは自動的に再起動します。Windowsをインストールする前に、インストール先を聞かれます。「Drive 0 Partition X: BOOTCAMP」を選択し、「次へ」をクリックし、画面の指示に従ってインストールを完了します。
ステップ4:MacでWindowsを起動する
デフォルト設定では、MacはmacOSから起動します。Windowsを起動するには、以下の手順に従ってください。
- Macをシャットダウンする。
- 電源ボタンを押し、すぐに「Option/Alt」キーを押し続ける。
- 起動オプションマネージャーが表示されたら、「Option/Alt」キーを離す。
- Windowsを選択し、その下の矢印をクリックすると、MacがWindowsで起動する。
Boot Campアシスタントを使わず、MacにWindowsをインストールする方法
お使いのMacにM1またはM2チップが搭載されている場合、Boot Campアシスタントを使ってWindowsをインストールすることはできません。この場合、Parallels Desktop、VMware、VirtualBoxなどのサードパーティー製の仮想マシンソフトウェアを使用するしかありません。
なお、仮想マシン・ソフトウェアでWindowsをスムーズに動かすには、最低でも8GBのメモリ容量が必要です。
ここでは、Parallels Desktopを例に、MacにWindowsをインストールする方法を紹介します。
- MacにParallels Desktopをダウンロードしてインストールする。
- Parallels Desktopを開く。
- Windows 11をインストールしたい場合は、「Windowsをインストール」を直接クリックする。他のWindowsバージョンをインストールしたい場合は、「その他のオプション⇒Windows, Linux, またはイメージファイルからmacOS をインストールする⇒続ける」を順にクリックする。ダウンロードしたWindows ISOファイルを選択し、「続ける」をクリックする。
- 画面の指示に従ってインストールを完了する。
追加情報:MacからWindowsを削除する方法
サードパーティー製の仮想マシンソフトウェアでインストールしたWindowsを削除するのはとても簡単です。しかし、Boot Campアシスタントによってインストールされたものをアンインストールするのはどうでしょうか。
以下の手順に従ってください。
- Boot Campアシスタントを開く。
- 「続ける」をクリックし、「Windows10またはそれ以降のバージョンを削除」 にチェックを入れ、「続ける」をクリックする。
- Windowsパーティションを削除し、ディスクを単一ボリュームに復元するには、再度「続ける」をクリックする。
最後に
こちらのブログ記事はここまでとなります。MacにWindowsをインストールする方法はご理解いただけたでしょうか。次回、1台のMacで2つの異なるオペレーティングシステムを楽しみたい場合は、こちらの記事で書かれているガイドを試してみてください。
こちらの記事が役に立ったと思ったら、ぜひ他の方に情報を共有していただければ幸いです。