macOS Big Sur ISOファイルのダウンロードと作成方法
<始める前に>
macOS Big Surをダウンロードし、インストールするには、Macに十分な空き容量が必要となります。お使いのMacのストレージ容量が不足している場合は、BuhoCleanerを使用して、macOS Big Sur用の空き容量スペースを確保することをお勧めします。
こちらの記事では、macOS Big SurのISOファイルをダウンロードする場所と、直接ダウンロードできない場合にご自身で作成する方法をご紹介します。
VMwareやVirtualBoxを使ってmacOS Big Surの仮想マシンをコンピュータにインストールする場合、macOS Big SurのISOが必要不可欠です。こちらの記事では、macOS Big Sur ISOのダウンロード先と、ご自身で作成する方法をご紹介します。
それでは、さっそく始めましょう。
10GB以上のストレージ容量を確保しておく
macOS Big SurのISOファイルをダウンロードまたは作成するには、10GB以上のストレージスペースが必要です。もしMacのストレージスペースが不足している場合は、最適なMacクリーニングツールであるBuhoCleanerを使用して、迅速かつ徹底的にクリーンアップし、すぐに数ギガバイトのスペースを解放できます。
BuhoCleanerの主な特徴:
- ワンクリックでMacをクリーンアップ
- 不要なアプリとアプリデータを完全にアンインストール・削除
- 大きなファイルや古いファイルを素早く見つけて削除
- 同一ファイルや類似写真を検出して削除
- システムリソースを監視し、効率的にRAMを解放
- ディスクスペースの使用状況を視覚化し、各フォルダ内の大容量ファイルを素早く特定
VMwareおよびVirtualBox用のmacOS Big Sur ISOファイルのダウンロード先
Appleは主に「ソフトウェアアップデート」機能を通じてアップデートを提供しており、直接ISOをダウンロードすることは公式にはできません。macOS Big SurのISOファイルを直接ダウンロードしたい場合は、Google Driveなどのサードパーティーのリソースからダウンロードすることになります。
以下はダウンロードリンク先です。
VMwareおよびVirtualBox用のmacOS Big Sur ISOファイルの作成方法
信頼できるmacOS Big Sur ISOがオンラインで見つからない場合は、ご自身で作成するのも有効な選択肢です。以下の手順に従い、VMware FusionまたはVirtualBoxで使用するmacOS Big Sur ISOを作成しましょう。
Step 1. macOS Big Surフルインストーラをダウンロードする
お使いのMacがmacOS Big Surに対応している場合は、こちら をクリックし、App Storeからインストーラをダウンロードしてください。
または、以下のリンクからmacOS Big Surのフルインストーラを直接ダウンロードすることもできます。
ダウンロードが完了したら、ダウンロードした「.pkgファイル」をクリックし、指示に従って実行すると、「アプリケーション」フォルダに「Install macOS Big Sur」アプリが見つかります。
Step 2. ターミナルを使ってmacOS Big Sur ISOファイルを作る
さて、macOS Big SurのISOファイルを作成する重要なステップにたどり着きましたが、ここで使用するツールは「ターミナル」です。
こちらがその手順となります。
Spotlightまたは「Finder>アプリケーション>ユーティリティ」からターミナルを開きます。
ターミナルで以下のコマンドを実行します。
hdiutil create -o /tmp/BigSur -size 14g -layout SPUD -fs HFS+J -type SPARSE
- 引き続きコマンドを実行します。
hdiutil attach /tmp/BigSur.sparseimage -noverify -mountpoint /Volumes/installBigSur
- 以下のコマンドを貼り付け、Returnキーを押します。管理者パスワードを入力し、再度Returnキーを押して、macOS Big Surのインストーラを作成します。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/installBigSur --nointeraction
- 「Install media now available at "/Volumes/Install macOS Big Sur"」と表示されたら、引き続き以下のコマンドを実行し、macOS Big Surディスクイメージをアンマウントします。
hdiutil eject -force /Volumes/Install\ macOS\ Big\ Sur/
- その後、メディアを「.iso 形式」にフォーマットするコマンドを実行します。
hdiutil convert /tmp/BigSur.sparseimage -format UDTO -o /tmp/tmp_iso.iso
- 続けて以下のコマンドを実行し、「.isoファイル」をデスクトップに移動します。
mv /tmp/tmp_iso.iso.cdr ~/Desktop/BigSur.iso
- これでデスクトップに「BigSur.iso」ファイルが作成され、Intel/ARM Mac上でVMwareやVirtualBoxを使い、macOS Big Sur仮想マシンを実行できるようになります。
macOS Big Sur ISOファイルに関する質疑応答【FAQ】
Q 1: macOS Big Surはいつまで使えますか?
macOS Big Sur のサポートは2024年4月30日に終了しました。
Q 2: 「macOS Big Sur ISO」ファイルはいつ必要ですか?
「macOS Big Sur ISO」ファイルは、macOS Big Surのディスクイメージファイルです。現在のシステムのインストールやアップグレード、ブータブルメディアの作成、VMwareやVirtualBoxによる仮想マシンのインストールに使用可能です。
Q 3: Apple Silicon Mac上でmacOS Big Surの仮想マシンを起動できますか?
いいえ、Apple Silicon (M1/M2/M3) Mac上で仮想マシンソフトウェアを使用して macOS Big Sur仮想マシンを作成することはできません。Apple Silicon Mac上でmacOS仮想マシンを実行するには、こちらのガイドに従ってください。
Q 4: macOS Big Surはどの機種に対応していますか?
macOS Big Surに対応しているMacは以下の通りです。
・MacBook (2015またはそれ以降) ・MacBook Air(2013またはそれ以降) ・MacBook Pro(2013後半またはそれ以降) ・Mac Mini(2014またはそれ以降) ・iMac (2014またはそれ以降) ・iMac Pro(2017またはそれ以降) ・Mac Pro(2013またはそれ以降)
特定のモデルについては、こちらの記事をご参照ください。
Macのスペシャリストであり、macOSやMac向けアプリケーションの使用方法やトラブルシューティングに精通。現在はその豊富な知識を活かして、Dr.Buhoのライターとして情報発信を行う。